〜〜〜  奈良 ・ 桜鑑賞旅  〜〜〜 
≪ 平成29年4月8日(土)〜11日(火) ≫


 
≪ 4月8日(土)〜9日(日) ≫
 

 午前中にスポーツジムでヨガレッスンから一通りの筋トレを済ませて入浴後帰宅。
 昼からは、プレゼント用の多肉の寄せ植えを20鉢ほどつくり、旅の準備を整えて満開の石楠花に見送られ、16時に自宅を車で出発、これから新門司港に向かう。

 今回の旅は、家族3人で、夜行フェリーで大阪に向かい、奈良・吉野の桜鑑賞から、神戸を経由し、鳴門市にある「大塚国際美術館」へ立ち寄り、高松でさぬきうどんを食べて帰るというコースを設定した。

 17時半前に新門司港着。出港は19時50分なので、少し早く着き過ぎたようだ。
 しばらくターミナル内でくつろぎ、乗船。今回も一等洋室で、車代込みで3万円也。
 当初は、9日からドライブ旅の予定であったが、一日中ドライブになるので、前日からの夜行フェリー旅に変更した。

 掲示板に濃霧で大幅に遅れることもあるとの案内があった。

 船に乗りこみ、すぐにレストランへ。レストランは出港前からオープンしている。
 バイキング料理であるが、酒のつまみをメインにチョイスした。
 生ビールで乾杯する。ディナークルーズの始まりである。

 外はどんよりとしている。今日は濃霧の影響がどうなるのか?

 部屋に戻って、テレビを見ながらくつろぎ、早々に休む。

 夜中に目が覚めた。2時過ぎであったが、船は停泊している。今日は到着がかなり遅れそうである。

 6時に起きる。まだ停泊中である。 7時になって朝食にレストランへ向かう。
 案内所で聞くと、海上保安庁の指示で、愛媛沖で停泊中とのこと。1時過ぎから停泊中とのことで、出港して5時間くらいしか進んでいない。大阪南港までの所要時間は12時間ほどである。 

 やっと9時になって軽快なエンジン音とともに進み始めた。

 案内では16時ころの到着予定とのこと。今日は一日クルーズ旅となった。
 ドライブ旅でも到着時間は変わらなかったようだが、運転しての疲れがないだけよかったと思うことにしよう。

 15時半に大阪南港着。ナビをセットして橿原市へ向かう。
 1時間半ほどで、橿原市にあるホテルに着いた。

 出来るだけ吉野に近いところということでホテルを探したらほとんど満室で、やっとビジネス観光ホテル河合に空き室を見つけた。

 食事はついていないので、ホテルの親父さんに聞いて、駅にある近鉄デパートのレストランへ行く。 イタリアレストラン風の店があったが、本日は貸し切りであった。やむなく、お好み焼きの店へ入る。
 お好み焼きと焼きそばに生ビール、酎ハイと飲み進む。大満足の食事となった。

 明日はいよいよ吉野の桜鑑賞である。  
 
 

 
≪ 4月10日(月) ≫


 5時半に起きる。
 ゴルフの最大イベントであるマスターズは、松山が最終日5アンダーで周り、 通算1アンダーの14位タイとなっていた。さすがに世界ランク4位の松山である。他にもおしいパットが何回もあった。来年は優勝を期待したい。

 7時過ぎに出発、畝傍高校や大和3山の香具山などなどの標識があり、さすがに古代ロマンあふれる街並みである。
  前回訪れた斑鳩の里にある法隆寺が懐かしい。

 8時過ぎに吉野に着いた。吉野山観光駐車場は本日もバス専用になっていた。案内人の指示に従い、道路を進むと、吉野駅の近くの駐車場に着いた。1500円を支払い、吉野駅へ。
 ここからケーブルカーで少し登る。有線放送で、下千本から中千本までは本日は歩行者専用と案内していた。
 下千本の桜は満開状態で、十分に楽しめた。

 金峰山寺蔵王堂におまいりし、太閤秀吉が花見の宴を開いた吉水神社まで歩いていく。ここから見る一目千本は残念ながらまだ3分咲き程度で、前回よりも見ごたえがなかった。毎年10日前後は満開の見ごろであるが、今年は少々遅いようだ。

 下りは両サイドにあるお土産店を覗きながら、また花を愛でながら歩いて降りて駐車場に戻り、飛鳥の里にある高松塚古墳へ向かう。
 10時50分に国営飛鳥歴史公園に着いた。入場料を支払い、歩いて高松塚壁画館へ。
 約1300年前に築かれた円墳、この石室内に極採色で描かれた四神や男女群像画は見事な美術品である。漆喰に描かれているが、漆喰は水にも強い。この当時にここまでの技術があったとは何とも驚きである。しばし古代の感動にふける。

 11時35分出発、ここから橿原神宮に向かう。
 橿原神宮は、神武天皇が橿原神宮で即位したという「日本書紀」の記述にならって創建されたものである。
 20分足らずで神社の駐車場に着いた。ここの神社は広大(約50万u)である。あまりに広すぎてどこが参道か分かり難い。ちょうど歩いてみえたご夫婦に尋ねると、「あそこに鳥居があるから、こちらが参道で、神社はその先の右手にあると思うが、久しぶりなので定かではない。」とのこと。一緒に歩いていくと左手に手水舎があり、確かに右手奥に神社があった。

 神社にお参りし、また戻って手水舎の先にある池の方に向かう。
 この神社は桜の名所として有名であるが、ここの池と桜のバランスが絶妙であった。

 12時半に出発、13時半前に奈良公園に着いた。駐車場に車を止めて、しばし鹿とたわむれる。
 鹿の頭を下げる仕草が可愛い。最近は、鹿せんべい以外のえさをやる観光客が増え、鹿の胃袋からビニール袋などが出てきたと問題になっているようだ。

 鹿も、一応、顔を見ながら、えさの確認をしているようだ。
 両手を広げると、顔を下に向けて黙って去っていった。   

 この辺りは春日大社から東大寺まで名所旧跡が集まっているので、欧米からアジア系の観光客も多い。

 14時にここを出発、少し早いが神戸に向かう。 

 16時前に神戸ポートアイランドにあるホテルパールシティ神戸に着いた。2食付きで8,500円と格安で予約した。おまけに神戸ガーデンスパの利用券までついている。
 食事は和食か洋食か選べるので、ワインを楽しむために洋食にしていた。
 17時半から食事が始まる。広いレストラン内にお客は我が一家のみであった。381室、690名宿泊可能なホテルとしては、何とも寂しい。
 洋食コースは、オードブルからサラダ、スープ、パン、メイン、デザート、コーヒーと進む、生ビールからワインへ。ステーキはボリューム満点であった。

 食事を終えるまで貸し切り状態であった。食事を終えて3階にあるスパに行くと、ここにも誰もいなかった。また貸し切り状態で広い浴槽に横たわり、ゆったりと流れる時間を楽しむ。
 次に神戸に来るときは夜景が楽しめるホテルにしようかとふと思う。

 いよいよ明日は四国を経由して長距離ドライブ旅になる。
  
 


 
≪ 11月22日(火) ≫ 


 6時に起きて、荷物を整理する。

 7時に朝食レストランへ、入り口に料金の表示があり、1,800円となっていた。

 朝食会場もほどほどの人であった。大きなホテルでは朝食会場前に並ぶこともある。このホテルの経営は大丈夫なのだろうかと少し心配になる。

 7時40分、チェックアウトを済ませて出発、淡路島を経由して鳴門に向かう。 


 延々と淡路島を横切っていく。9時20分、鳴門市にある「大塚国際美術館」の少し離れた駐車場に着いた。ここからシャトルバスで美術館入り口まで送ってくれる。

 9時半に入場、 ここ大塚国際美術館は、世界初の陶器名画美術館である。原寸大で1,000点以上の西洋名画が展示されている。しかもオリジナル作品の原寸大での作品群である。
 写真陶板で色は2万点以上開発したとか。1m×3mから、更に大判も可能となって、これを組み合わせて素晴らしい作品群ができあがっている。

 陶器製なのでどんなものかと思っていたが、なかなか見ごたえがある作品群である。
 陶板の継ぎ目がどのように見えるのか疑問であったが、全く気にならない。

 まずはシスティーナ礼拝堂へ、天井全面のミケランジェロのフレスコ画を見ていると、かってのルーブル美術館の感動をよみがえらせてくれた。オルセー美術館も素晴らしかったのを思い出す。
 ルネッサンス時代のそれぞれの名画も素晴らしい。

 オランジュリー美術館にあった、モネの「大睡蓮」は屋外に展示されていた。モネは時間と天候で移り変わる睡蓮を描いているので、戸外での設置はさすがである。

 今日は福岡まで帰るのであまりのんびりもできない。
 感動を後にし、11時に出発、また高速に乗り、高松檀紙ICで高速を出て、ナビに従って「山越うどん」店へ。讃岐うどんの人気bPの店である。
 12時45分着、大盛り山玉うどん3杯に、トッピング4品で、計1500円と安かった。のどごしから味はいうまでもなく絶品である。
 いつもは行列ができて、1時間以上待つこともあるそうだが、今日は火曜日ということと、少々天気が悪いことから、並ばずにすぐに入れたのはラッキーであった。

 13時10分出発、瀬戸大橋を渡り本州に戻って高速をひた走る。福山SA、小谷SA、宮島SA、下松SA、美東SAに立ち寄り、ここで夕食にする。軽く済ませて、出発、中国道は車も少ない。関門橋を渡って九州道に入ると車も多くなった。

 21時20分、無事自宅に帰りついた。

 総走行距離は、970kmになっていた。夜行フェリーを利用したために、こんなものであろう。

 今回の旅で、吉野の桜鑑賞は今一であったが、美術館の感動がこれを打ち消してくれた。

 神戸ではコストパフォーマンスから「パールシティ神戸」にしたが、また行く機会があったら、神戸の夜景が楽しめる「摩耶ホテル」にしよう。

 さて、次のドライブ旅は山口県の角島と海鮮ランチ旅にしようか?