〜〜〜 石垣島 ・ 島めぐり旅 〜〜〜
《 平成25年2月28日〜3月2日 》 |
〜2月28日・木曜日〜
朝、植物への水やりを済ませる。休眠していた鉢植えの植物も、日中の気温上昇とともに少し新芽が動きだしたようで、旅行から帰ってきてからは
500鉢を超える鉢植えの植え替えに追われることになりそうである。
水やりを済ませて空港に向かう。今日から3日間、「石垣島4島めぐり」ツアーへ参加する。
空港で阪急交通社での受付を済ませ、レストランに入り、生ビールで乾杯する。沖縄は既に桜の季節も終わって初夏の陽気である。今月初めに厳冬の札幌へ、同月末には初夏の石垣島へ。東奔西走ならぬ北奔南走である。
添乗員は石垣島から付くことになる。12時35分発で沖縄へ、乗り継いで15時40分に石垣島に着いた。今回は6個所からの寄せ集めツアーで、バス2台での合同ツアーになる。福岡発グループは2号車に乗り込む。
2号車の添乗員さんは甲斐さんという大分出身の男性であった。なかなかユーモラスで名ガイドである。
空港から「やいま村(民芸村)」へ。豊かな自然の中に、八重山の古民家の家並みを再現した中を散策する。太陽がまぶしく汗ばむほどの陽気である。
南国の植物が旅情豊かな気分にさせてくれる。
次に、八重山地方独特の花織りみんさの手織り工房である「みんさ(みね屋工房)」で時間を調整し、すぐ横にある和琉ダイニング「みふね」で夕食となる。
琉球ショーを見ながらのあぐー豚のしゃぶしゃぶ料理であるが、石垣牛を追加で頼む。生ビールの後、泡盛をロックで飲む。香りがよく飲み心地もいい。
音楽がにぎやかでなかなか話が出来ない。
食後ホテルへ。19時半着。今回のホテルは赤瓦コテージタイプのリゾートホテルである「フサキリゾートヴィレッジ」に2連泊する。
部屋に入って、すぐにIpadを抱えて外へ出て星空の観賞をする。満天の星がかがやいている。
Ipadの星座ソフトが威力を発揮する。Ipadを空にかざすとその方向に見える星座を示してくれるので、なかなか優れ物である。しばらく楽しんで部屋に戻る。
今日は石垣島に来ただけと言うスケジュールであるが、いよいよ明日からは待望の島めぐりが始まる。
〜3月1日・金曜日〜
6時に起床、6時半に朝食会場へ。バイキングの朝食を済ませて海岸に散歩にでかける。
最高の天気で、スカイブルーからコバルトブルーへ変化する海面の色合いが絶妙である。
桟橋のすぐ下には小魚が群れをなして泳いでいる。女房が海底を凝視して海蛇がいっぱいいると騒いでいる。数本のひも状のものがまったく動く気配がないので、海藻が連なっているのだろうというが納得せずに、
浜辺からサンゴの塊を拾ってきて投げてみるが、やはり動かないので、
海蛇ではないとなんとなく納得したようであるが、朝から人騒がせな女房である。
8時10分前に出発、石垣港ターミナルで竹富島行きの高速艇に乗り込む。15分で着いた。
水牛車に乗って島をぐるりと巡る。赤瓦の家並みの間をブーゲンビリアが咲き誇る庭を眺めながら、のんびりと水牛が歩いていく。水牛の名前は「カイジ」で、竹富島では最高齢の水牛とのこと。よく訓練されたもので、道順も間違いなく進んでいき、カーブでは大きく回って、家のサンゴでできた壁に当たらないように進んでいく。
ツアー客16人で一人50kgとしても800kgとなる。ツアー客からは「可哀そう!」との声も聞こえてくるが、足元もしっかりとしている。時々立ち止まるので、ツアー客から「景色を楽しむように立ち止まってくれているのかしら?」と尋ねると、「ただ疲れて、休んでいるだけです。」との答えが返ってきた。
竹富島で最も高いという「なごみの塔」という展望台があったが、急な階段を上ると3〜4人で満員という状態のなんともユニークな展望台であった。
のどかな水牛車から降りて、星の砂があるカイジの浜にいって、しばらく星の砂を探して楽しむ。綺麗な海で、写真撮影も忙しい。
バスに戻って、港からまた高速艇に乗って西表島に向かう。35分ほどで着いた。
すぐにまた船に乗り換えて、ジャングルクルーズに出かける。
仲間橋の下をくぐって仲間川を上っていく。
マングローブが生い茂る両岸を眺めながら進む。南国ならではの植生であり景色である。
上流で下船して、樹齢400年といわれる日本最大級のサキシマスオウの木を見る。見事な板根の張り方である。発見されたのが約30年前とのことであるが、その時からずっと変わらず樹齢400年と言われているそうである。
一時間ほどのクルーズを終わって、12時半に下船してレストランで昼食となる。食後、添乗員の甲斐さんがレストランの表で手招きをしているので、行ってみると、白いものを指さして「イリオモテヤマネコの糞です」とのこと。別に見なくてもよかったけど・・・。
14時に出発、10分ほどでまた水牛車に乗って、今度は由布島に渡る。海水の水深は10センチほどで、既に陸地になっているところも見られる。今日の気温は27℃とのことであるが、海風が心地よい。
御者さんが三線を引きながら「涙そうそう」を歌ってくれるので、一緒に歌う。のどかな時間が流れる。
夏川りみさんは、御殿を築いて一族が住まわれているとのこと。1階がお母さんが経営される「ニライカナイ
」という八重山そばの店で、メニューは八重山そばとそばセットの2種類のみであるが、味は絶品だとか。
島内を散策してまた水牛車で戻る。こんどは三線で「花」をうたいながら戻ってくる。沖縄にはいい歌が多い。
15時50分発で高速艇へ。16時30分に石垣島に戻ってきた。
ホテルレストランで夕食となる。テーブルが指定されているので、指定された席に座る。
左側のテーブルには行橋からの夫婦、右側には久留米から参加の若い魅力的な二人の女性連れが座られた。この二人の女性は老人ホーム勤務とのことで
、同じ老人ホーム勤務の女房と会話が盛り上がっていた。
ビールから泡盛をロックで飲む、両サイドの方々は部屋に帰ってからゆっくり飲むとのこと。なるほどそういう飲み方もあるのかと思う。
京都旅行の時は、小生も部屋の冷蔵庫に赤ワインを冷やして飲んでいた。
食後、外に出て見るも雲がかかっていて星はあまり見えなかったので、そのまま部屋に戻る。
早いもので明日はもうチェックアウトである。
〜3月2日・土曜日〜
朝、雨が降っていた。ロッジに備え付けの傘を借りてレストランへ。
食後、女房のコーヒーも確保して席に戻り飲んでいると、横に座った夫婦の奥さんが「あなた、お茶にする? それともコーヒー?」、御主人が一言「コーヒー!」と答えられると奥さんがさっと席を立たれた。女房は気づいたのだろうか? 自分の幸せに!!!
部屋に戻り、荷物を整理してしばらく部屋でくつろぎ、8時過ぎに部屋を出る。
ロビーでIpadを無線ランにつなぎ、市場の動きを確認する。今週も派手な動きになったが、週末はしっかりと上げて引けていた。大きく上げた後は
利確(利益確定)したいところであるが、持たざるリスクもあって、なかなかうまくいかない。それでも全般的に上げていっているのでよしとしよう。
今日はこれから川平湾に行って、グラスボートに乗りサンゴの観賞である。今日はバスガイドさんが付いて、まさに石垣島の観光といった気分である。
9時に着いた。川平湾では曇りではあるが雨は降っておらず、海面も綺麗な魅力的な色合いを見せていた。
グラスボートに乗り込んで、湾内を回る。隆起サンゴ礁で沖が仕切られているので湾内は波静かである。サンゴは見事ではあったが、色合いは今一つであった。かって奄美大島の古仁屋で観たサンゴは色とりどりのサンゴが見れて最高に綺麗であったが、今はどうなっているのか。
グラスボートを降りて、すぐ横にある真珠店に寄って10時に出発、唐人墓を見て、黒糖工場に立ち寄り、11時に鍾乳洞に着いた。ここも見事な鍾乳洞で、中にはサンゴやシャコ貝の化石も散見された。ここがかって海の中であったことがうかがい知れる。
鍾乳洞から出て、ここのレストランで早めの昼食になる。身体によさそうなもずくづくしの昼食であった。
12時20分出発、石垣港ターミナルで大きな荷物を預けて、ここでフリータイムとなる。
すぐ近くにある博物館に向かう。
200円支払って入り、誰もいない博物館を楽しむ。八重山の歴史を少し垣間見ることができた。ここを出て、公設市場に向かう。那覇の公設市場はいつも賑わっているが、ここは観光客も少ない。
2階のおみやげ品コーナーで女房はまたお菓子などを買っていた。小生は試食のチンスコウで色々な銘柄の泡盛の試飲をしこたまやって、ほろ酔い状態になっていた。
少し町を散策する。園芸店があればサボテンとかを購入したいと思って探すも、どこにもない。しばらく夜はにぎわいそうな繁華街をブラついて、2時過ぎにターミナルに戻って、おみやげ店の喫茶コーナーでコーヒーを飲む。
海を眺めながら、これで石垣島の観光も終わりかとしみじみと思う。2泊3日というのはいかにも短い。このようなリゾート地では1日くらい海辺で本でも読みながらのんびり過ごすのもいいかと思う。今度はフリーでどこか計画してみる
こととしよう。
15時45分に集合して(途中で帰ったツアーメンバーも多く、残っているのは福岡組のみである。)バスに乗り込み、時間があるので途中おみやげ店によって空港に向かう。
この石垣空港も今月7日には滑走路が長くなった新空港が開港するので、間もなく閉港になる。滑走路が短い当空港は、止まる時は急ブレーキ、飛び立つ時は急発進ということで名パイロットしかこないらしい。
定刻を少し遅れて18時ちょうど発で那覇へ、那覇空港でソーキそばで軽く夕食を済ませ、乗り換えて福岡へ、空港から地下鉄に乗り、22時過ぎに無事帰宅した。
2泊3日の旅はまさに「チョイ旅」といった感じである。
いよいよ来月はアメリカ西海岸の旅である。そろそろカジノの勉強で始めるとしよう。
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