〜〜〜  北海道;礼文島・利尻島・大雪山紀行  〜〜〜 

《 平成25年10月6日〜9日 》 

 

〜10月6日・日曜日〜
 
 朝、庭植え、鉢植えの植物の点検を終えて、しっかりと台風対策も施し、福岡空港へ。
 今日は、これから北海道へ向かう。利尻島、礼文島、大雪山を巡るツアーへの参加である。

 トラピックスの添乗員は山中さんという若くてチャーミングな女性。今回は大型バス3台のツアーになり、我々夫婦は1号車で、バス座席一杯の42名になるとのこと。

 11時20分福岡空港発、13時35分定刻に千歳空港着。大型バスに乗り換えて、一路、稚内を目指す。
 途中、砂川ハイウエィオアシスで30分の小休止、15時45分発、日本海沿いに走っていくが、車窓から眺める海に落ちる見事な夕日が 北国の旅情をかきたててくれる。

 17時半に羽幌着、トイレ休憩のみですぐに出発、バス車内でプレゼントのじゃんけん大会が始まる。
 3等こんぶ、1回戦で負けた。2等魚の干物、また1回戦で負けた。1等冷凍ほたて10個!!! 一気に本気モードになった。1回戦勝った! 2回戦勝った!3回戦皆が負けたのでやり直し。結果2人が残った! 二人でじゃんけん。勝った!!!

 涸沢カールの絶景の紅葉のおかげで「晴れ男」が復活したが、また、運も復活してきたようだ。今年は高級シャンパンが当たり、1万円分の商品券が当たりと幸運が続いて、その後は落ち着いていたが、まだ運が残っていたようである。

 19時50分稚内のホテル着。部屋に荷物を運び込んですぐにレストランへ。ズワイガニ一人一杯付き、タコしゃぶありと北の海の幸が豊富で、生ビールから定番の冷酒を飲む。勝利の美酒であった。

 明日は礼文島から利尻島に渡る。
 

〜10月7日・月曜日〜
 
 4時20に起床、朝食を済ませて、5時50分にホテルを出発し5分で船着き場へ。

 6時50分出港、これから礼文島へ向かう。大型バスもそのままフェリーに乗りこんでいる。
 フェリーは揺れもなく、快適な船旅である。
 かすんではいるが、利尻富士が海面からすっくと聳えている。
 来年3月には地中海クルーズ15日間に行くが、今から期待に胸膨らむ思いである。

 8時50分礼文島着。
 島の観光のピークは6月から7月で、緯度の関係で、ここでは高山植物が低地で見られるとのこと。
 1000m級の高度で見られる「はい松」や「真柏」などがここでは海岸の道路沿いで見ることができる。
 礼文島は周囲72kmで、人口は2866人、高校が1校あり、中学2校、小学校4校とのこと。

 9時40分スコトン岬へ。海の青さが一段と綺麗である。
 ここは植物の北限とのことで、日本の最北端は宗谷岬になる。

 ここから、猫台、桃台へ向かう。岩の形がネコの姿、桃の姿をしていることからの銘々である。

 礼文島の観光を終えて12時20分に船着き場へ。
 13時10分発、13時50分利尻島着。

 1721mの利尻山が聳える島である。人口は礼文島のほぼ倍の5090人。
 見る角度ごとに移り変わる利尻富士を左に見ながら、14時35分岬公園へ。
 ここでは「ごまふあざらし」が愛嬌を振りまいていた。といっても、えさを持っている人が分かるようで、その人のところに行って、えさを待っているだけであるが。

 15時10分発、「白い恋人」のパッケージにある「オクトマリ湖」から、原生林に囲まれた神秘の「姫沼」の回りを歩き、17時ちょうどに港近くのホテルに着いた。

 夕食を済ませて、20時からスライドショーがあり、高山植物の紹介から利尻富士への登山ガイドであった。 

 明日はいよいよ今回の旅の目的(大雪山の登山の下見)である大雪山に向かう。 

 

〜10月8日・火曜日〜
 
 6時に起きる。夜明け前まで小雨模様であったが、今は曇りとなっている。
 8時にホテルを出発、すぐに船着き場へ。

 8時50分出港、かなりな揺れである。船室に座っていると、右に左に海面が見える。もう少し傾くと沈没しそうな恐怖を感じる。トイレ回りは人が多い!

 デッキに出てみると、全体の揺れの動きが確認できるために安心できる。しばらくデッキで左右に揺られながら風に当たり、利尻富士の雄姿に別れを告げる。陸地が近づくに従って揺れもおさまってきた。

 10時25分、定刻に船着き場着、港の市場でプレゼントの1等のほたてをいただく。他の魚介も合わせて冷凍パックで自宅に送る。ここから、運転手さんの配慮で、丘の上にある平和公園を経由して、宗谷岬に向かう。12時ちょうどに着いた。

 風が強く、帽子が吹き飛ばされそうである。ここで記念集合写真を撮って、風を避けてすぐにおみやげ店に入る。流氷が格納展示されている。流氷ツアーもあるが、今一魅力を感じない。

 12時40分発、昼食場所の猿払へ向かう。
 バスガイドさんが「層雲峡温泉は悪い所から先に入るとよく効く。」とのことで、ツアー客の何人かが頭を指さしたので、バスガイドさんが大笑いし、その笑いが止まらず説明が続かなくなった。

 12時55分着、バスから降りてレストランへ。ほたてづくしの昼食である。バスの移動中であることから、飲みたいビールは控える。ほたてはじゃんけん大会でいただいたので、帰ってすぐに 家のテラスでバーベキューをすることとしよう。

 13時40分発、途中1回小休止して、17時45分に層雲峡のホテルに着いた。既に暗くなっている。

 夕食はバイキング形式であるが、メニューが豊富で、チーズ等も各種そろえてあったので、生ビールの後は十勝ワインをフルボトルで頼む。横の席におられた女性二人連れにもワイン を分けてあげる。飲みやすいワインで、一気に空いてしまった。 

 20時30分からロビーでアイヌショーがあり、続けてビンゴ大会があった。1枚500円券を4枚購入し、女房に2枚を渡す。ファーストリー
者には別に賞品があるとのこと。すると女房が「リーチだ!」と叫ぶ。まさにファーストリーチで、ホテル特製のお菓子の箱をもらっていた。

 次にしばらくして、また女房が「ビンゴだ!」と叫び、最初のビンゴ者になった。メロンもあったが、孫のおみやげ用にと大きな熊のぬいぐるみを選んでいた。しばらくしてまたビンゴになったので女性二人連れの方に渡してあげた。するともう一人の女性の方もビンゴになり、お酒を選ばれていた。 初リーチ、ビンゴ2回と、まだまだ運がついているようだ!!!

 部屋に戻って、明日の早朝の散歩に備えて早く休む。


〜10月9日・水曜日〜
 
 5時半に起き、身支度を整えて朝食前の朝の散歩に出かける。

 ホテルを出て右側に進むと「もみじ谷」がある。その入り口まで行く。結構、見ごろな紅葉があちこちに散見されて、見応えがある。もみじ谷もさぞかしと思うものの、朝食の時間があるのでホテルに戻る。

 戻る途中に右手に「層雲峡YH」があった。昭和43年夏、学生時代に 北海道にカニ族(リュックを背負った格好をカニの甲羅に見立てて、当時カニ族と称していた。)として旅行に来て、ここに泊まったのを改めて思い出す。既に今から45年前に もなる。あの頃は若かった!(当然ではあるが・・・。)

 朝食を終えて、7時50分にホテルを出発、すぐに「層雲峡・黒岳ロープウエイ」乗り場に着いた。7分で標高1300mの黒岳5合目へ。5合目から山頂までの紅葉は9月中で終わっており、既に落葉樹が目立つが、下の方は見事な紅葉が広がっている。

 高松台展望台に登ってみる。黒岳が「待ってるよ!」と声をかけてくるようだ。

 少し登山道へ入り込んで道を確認する。

 案内では、黒岳7合目までロープウエィで1520m、これから登山道で1984mの山頂まで、1時間半とあった。
 北海道千歳空港まではマイレージで来れるので、これからバスでここまで来て個人登山とするか、どこかのツアーに参加するか、これから検討していこう。個人登山の方が自由がきいていいが!

 ロープウエィで下に下りてバスへ。8時50分出発、これから空港に向かう。
 途中、道の両サイドが見事な紅葉で、右を見たり左を見たりと忙しい。

 10時半に砂川ハイウエィオアシス着。またおみやげを物色して11時出発、12時25分に空港に着いた。

 女性二人連れの方と一緒にラーメンを食べに行く。行列ができている店は外して、奥に進み席が空いている店に座った。味噌が2人、醤油が2人、学生時代に北海道に来たときに食べたラーメンがひどくおいしかったが、味は醤油系であったので、小生は北海道では醤油ラーメンを食べることが多い。この店のラーメンもおいしかった。

 14時10分千歳空港発、16時55分少し遅れて福岡空港着。

 ツアーメンバーと分かれて、17時50分無事帰宅した。

 さて、11月はいよいよクロアチア・スロベニアへの旅行である。そろそろ下調べを始めることとしよう。

 ※ 一番下の「ルベシベ」の写真は学生時代の北海道旅行時のもの(若かったなー)!