〜〜〜  嬉野温泉・和多屋別荘への旅  〜〜〜 

《 平成22年05月24日〜25日 》 


〜05月24日・月曜日〜

  1泊で山に登りにいく計画を立てていたが、日曜日から月曜日にかけて天気が悪いとの予報だったので、山は諦めて温泉旅行に切り替えた。

 女房のおふくろさんにも声をかけ、佐賀・嬉野温泉にある「和多屋別荘」に予約を入れておいた。ここは一度立ち寄りで温泉を利用しただけであったが、駐車場に車が着くと、すぐにホテルの方が寄ってきて、ドアを開けてくれたのが印象に残っている。顧客満足に向けてのサービスが徹底している旅館である ようだ。

 天気は曇り、今日は旅館に行くだけの予定であったが、雨が降らなかったため、少し早めの10時半に家を出て、おふくろさんを迎えに行き、佐賀に向かう。

 三瀬峠の新しい道路は初めて走る。道も広くなかなか快適なドライブコースである。トンネルを抜けて道の駅風の「まっちゃん」に立ち寄る(12時20分着、37km)。久しぶりに来たが、食事をする部分が大きく増築されていた。時間もいいので、ここで昼食にする。定番のざる豆腐におでんやおにぎりを加える。 ビールを飲みたいところであるが、まだまだ先があるのでぐっと我慢する。

 12時55分発、佐賀市に入り34号線をひた走る。武雄市北方町にある「きたがた四季の丘公園」に着いたのが14時ちょうどであった(83km)。ここは 広々とした丘で、芝生や植え込みの手入れも行き届き、アスレチックの用具もあって、気持ちよくくつろげる場所になっている。

 1組の親子がいるだけであったが、走りまわっている4歳くらいの女の子が「こんにちは!」と挨拶をしながら走っていく。「元気がいいいね!」と返してやる。お母さんはひだまりで横になっておられた。

 14時25分発、ここから鹿島市にある「祐徳稲荷神社」に向かう。15時ちょうどに着いた(105km)。駐車場に車を止めて参道を歩いていく。参道の店は7割以上が閉まっている。平日だからだろうが、少し心配になる。
 鯉にえさをやって、神社に参拝する。家内安全と交通安全を祈願する。

 神社境内の一部に「日本庭園」があり、今はしょうぶ園となっていた。200円を払って中に入り鑑賞するも、花そのものが元気がないように見え、あまり感動はない。建物内で「さつき展」もあっていた 。こちらは無料であったが、盆栽仕立てのさつきが豪華に並べられ、こちらの方が華やかさがあって見応え十分であった。 

 16時20分神社発、20分ほどで嬉野温泉にある「和多屋別荘」に着いた(120km)。旅館の中に入っていくと、玄関前で旅館の方が10名ほどでお出迎えされている。玄関前で2人を降ろし、車を駐車スペースに移動して すぐにホテル玄関へ戻る。ずらりと並ばれた女性の方々に頭を下げながら玄関を入っていく。 少々照れる。

 部屋は女性専用室となっている「みやび館」の「みなづき」へ案内された。部屋には内風呂と露天風呂までついている豪華な部屋であった。女性用のゆかたは華やかな絵柄になっていた。おふくろさんも可愛らしくこれを着こむ。

 この華やかな浴衣のサービスもいいが、ここの旅館のあちこちに、女将さんが書かれた可愛い絵が飾られており、これも何とも素晴らしい心配りである。

 せっかく和多屋別荘に来たので、まずは大浴場に入る。サウナもあって立派な浴場である。 露天風呂に入り、川のせせらぎを聞きながら空を眺める。時間がゆっくりと流れていく。
 ここのお湯は「美肌の湯」とされ、上がった後に顔がすべすべになったような肌触りになる。

 食事は「佐賀牛賓館」での懐石料理となる。ビールがうまい! 冷酒もうまい! 懐石料理も素晴らしく、おふくろさんも楽しそうに食事が進む。

 テーブルを担当された方は久富麻弥さん(名前表記、写真掲載については本人了解済み)というくっきり顔の若い女性であった。長崎出身で家は西海橋の近くだと 言われていた。久富さんの心配りによって、楽しく食事ができた。 

 部屋に戻って、テレビを見ながら本を読んでいると、いつの間にか寝ていた。
 

〜05月25日・火曜日〜

 6時に目がさめる。まずは朝風呂へ。女房等は大浴場へ行き、小生は部屋つきの露天風呂へ入る。

 少し熱めにしておいたので、入る時にお湯が肌をさすような感じであったが、それもすぐに慣れ、ゆったりと横になってくつろぐ。嬉野の街はまだ人影も少なく、朝の 始まりはゆったりしているようである。

 朝食は立派な多目的ホールの「孔雀」の間で料理はバイキング形式であった。料理の品数が多いため、食べ過ぎない程度の料理を皿にとる。
 お客さんの中には韓国の団体の方も多いようだ。最近は、あちこちで外国、特にアジア系の観光客をみかける。九州も各県が連携して観光PRに努力している効果が出て きているのか。

 今日は、まず有田にある「有田ポーセリングパーク」に寄って、ここから唐津に回り、海沿いにドライブしながら帰る予定である。

 8時45分出発、有田ポーセリング着(135km)9時5分、自家用車はいないが、大型貸し切りバスがずらりと並んでいる。修学旅行のバスであった。 中学生が朝の挨拶をかわしてくるので、それにこたえる。気持ちがいいものである。

 いつ見ても「ツヴァインガー宮殿」のたたずまいは見事である。この城は、18世紀初頭のドイツのバロック建築の華といわれた宮殿を忠実に再現した華麗な建物で、ここに来ると別世界に来たような感じになる。ぶらりと散策、有田焼のアウトレットを見て回る。 女房が材料を入れて蒸すだけでいいという タジン鍋を購入していた。

 10時5分に出発し、観光パンフにあったすぐ近くにある「チャイナ・オン・ザ・パーク」へ立ち寄る。10時22分パーク着(144km)、観光パンフではラベンダーの花が見ごろとあったために立ち寄ったものだが、ここは深川製磁の展示場になっており、ラベンダー園は「TOSHIKO FLOWER GARDEN」と案内があるが、この「TOSHIKO」とは深川製磁の創設者である深川忠二氏の長男進氏の奥さんの名前であるとのこと。

 この敏子さんの影響を受けて、現在の深川製磁があるという。何気なく立ち寄ったが、展示室に女房が最近誕生日のお祝いにといただいた「ゆのみ」が展示されていたには驚いた。4500円との表示があった。

 10時45分出発、唐津市にある「おさかな村」に向かう。202号線をひた走り、着いたのが11時44分(183km)、安い魚がたくさんあったが、明後日から東京にでかけることにしているので、購入は控える。

 12時5分発、202号線沿いにある海辺のレストラン「城」は定休日であったため、ここを素通りし、13時12分スパゲッティの店(222km)に入り、ランチセットを頼む。夜はいつもガラガラであるが、今日は満席状態であった。若い女性のグループが多い。やはりこの超お得なランチセットがお目当てのようである。おふくろさんがピザが好きだと言う。何ともモダンなおふくろさんである。

 14時ちょうどに出発し、14時10分に帰宅した。総走行距離は226kmであった。