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〜〜〜 京都 ・ 紅葉ぶらり旅 〜〜〜
《 平成22年11月21日〜24日 》 |
〜11月21日・日曜日〜
今日から4日間、念願の京都の紅葉を訪ねる旅に出かける。
女房は仕事があるため、今回は一人旅になる。
日本の紅葉も素晴らしい景観を見せる魅力的な所が数多くあるが、その極地はやはり京都
であろうと思う。インターネットで、今年の京都の紅葉情報を確認し、最高の時期を睨みながら今日からの4日間でセットした。自由に旅行の日程をセットできるのが最高にいい。
ホテルは烏丸御池の駅前にある「ホテル・ギンモンド京都」を朝食付きで予約している。
博多発9時ちょうどの新幹線で京都に着いたのが12時少し前、そのまま荷物を持って地下鉄乗り場に降り、「京都観光二日乗車券」(地下鉄、市バス、京都バスが
2日間乗り放題)を2,000円で購入し地下鉄乗車、烏丸今出川で下車し、コインロッカーを探すもその数が少なくしかも空きがない。止むなく更に地下鉄に乗って北大路まで行きここでコインロッカーの空きを探すもここでも空きがない。地上のバスセンターに出てみてもコインロッカーそのものがない。地下に戻ってみると偶々1個空きができていた。
これで助かったが、これだけ観光客が多い都市であるから、基点となる個所には、もう少しコインロッカーの設置数を増やして旅行者の利便性を高めてもいいのではないかと思われる。
青バス乗り場にてまずは足利義満が造営したに金閣寺に向かう。
13時ちょうどに金閣寺へ着いた。「金閣寺」(400円)入口では行列ができていたが、列の前後で中国語が飛び交う。いくつかの団体で来ているようだ。まだまだ中国人の観光客も多いようで、大いに安心した。
紅葉の状況もまずまずであった。
金閣寺を出ると目の前にバスが来て、係の人に聞くと大徳寺に行くというので、これに飛び乗る。大徳寺には21の塔頭があり、この中で紅葉で最も有名な「高桐院」(500円)に14時過ぎに入る。ここもまずまずの紅葉であった。
高桐院を出て、この金閣寺エリアでは最後になる菅原道真を祀る北野天満宮にバスで向かい、15時10分に着いた。「北野天満宮」は出入り自由であるが、「もみじ苑」(600円)は有料であり、ここに入る。拝観料は茶菓子付きの料金となっている。
ここもまずまずの紅葉ぶりで、写真撮影に忙しい。茶菓子をいただき、しばし休憩の間を持つ。が、ここも人が多く、ざわざわした感じで、心静かに紅葉を愛でているような風情ではない。
既に夕刻になってきたので、このエリアはこれで最後にし、バスから地下鉄を乗り継いで、ホテルに向かう。途中、荷物を取り出して、ホテルに着いたのが17時10分であった。
部屋で荷物を整理し、少し休憩して18時にホテルを出て、次はライトアップされた紅葉を見にでかける。まだ土地勘がないので、地下鉄で京都駅に出て、バスで清水寺へ向かう。しかしながら駅前でバスに乗り込んだものの全く動かない、大渋滞状態であった。京都駅まで来ずに、別ルートで向かうべきであった。それでもなんとか着くものである。
18時45分に五条坂でバスを降りて坂を登っていくが、ここも人ばかりである。近道ルートで行くも、途中から列ができており、ゆっくりと進む。相当に時間がかかりそうである。
並ぶこと35分でやっと「清水寺」(600円)に入場できた。ライトアップされた紅葉は見事であった。これを写真におさめるのは難しいが、一応写真を撮る。
清水寺から近くにある、豊臣秀吉の正室ねねが建立した高台寺へ向かう。ぞろぞろと人が歩いていくので、道に迷うようなことはまずなく、歩くこと10分少々で着いた。ここも階段に行列ができている。並ばずに階段をのぼってき
て、知らぬ顔をして列に割り込んでくる人もいる。
20時30分過ぎにやっと境内に入る。「高台寺」(600円)のライトアップでは池に映った紅葉が見事であった。ここでも写真撮影に忙しい。
帰りは祇園に出て、ブラブラ歩いて帰ろうかと思っていたが、雨が降りそうな気配になってきたので、急ぎ足でホテルに向かう。夕食をとらないままであったので、途中、コンビニに立ち寄って、ビールとつまみを買い込んで帰る。
22時過ぎにホテルに着いた。
シャワーを浴びて飲むビールがうまい!
本日は、金閣寺エリア、清水寺エリアを回ったが、元々期待していただけに、それなりの紅葉ぶりで、驚くような感動ではなかったが、この時期に京都に来たという別の感動はふつふつと湧いてくる。
初日にして、相当に歩いたことから、だいぶ京都の土地勘ができてきたようだ。
(本日の歩数;27,000歩)
〜11月22日・月曜日〜
7時に起きる。さすがに少々疲れたか。歩くのには疲れないが、並んでじっと待つのに気分的に疲れるようだ。朝食を済ませて、地下鉄に向かう。今日は大原・三千院
エリアから比叡山、鞍馬山エリアをめぐる予定である。朝まで降っていた雨も今は上がって曇り空である。いつまでもつかは分からないが有難い。
8時過ぎにホテルを出て、地下鉄で国際会館まで行き、ここからバスで大原に向かう。大原に着いたのが9時ちょうどであった。まずは天台宗三門跡の一つである「三千院」(700円)へ入る。ここも人が多く、静かなイメージとは全く異なる。紅葉もほどほどであった。帰り道で紅葉の綺麗な柄のハンカチが売っていたのでおみやげに購入する。
9時50分に三千院のすぐ近くにある「宝泉院」(800円)に入る。ここも茶菓子付きの料金であった。庭の見事な五葉松は樹齢600年とのこと。紅葉もまずまずである。
367号線まで降りて、道路を横断し、10時40分に平清盛の娘である建礼門院が晩年を過ごした「寂光院」(600円)に入る。ここは参道から見事な紅葉が迎えてくれて、感動であった。階段状の参道を写真を撮りながら登っていると、男性から声をかけられた。「入場券はお持ちですか?」とのこと。「いーえ。」と応えると、「受付は下です。」とのこと。どうやら受付を素通りしてきていたらしい。階段を降りて改めて拝観料を払う。紅葉に見とれてカメラを構えながら登っていたので、完全に見落としていた。それほど素晴らしい紅葉
ぶりであった。
寂光院を出て、バスで大原から修学院に向かう。当初予定では比叡山に登ることとしていたが、曇りで見晴らしも悪そうであるのでこれをカットし、修学院に向かうこととした。
こちらに向かう人が誰もいない。12時過ぎに「修学院離宮」に着いたが、門が閉まっている。門前にいるタクシーの運転手さんに聞くと、次に開くのは13時半とのことで、
しかもここの入場は予約制であった。どおりで人がいないはずである。急遽、予定を変更したので、そこまで調べていなかった。
離宮を外から見るのみで、次に向かう。
周辺の山々の紅葉が素晴らしい。歩くのが楽しくなる。
ここまで来たのは無駄ではなかったようだ。
12時40分に天台宗の門跡寺院である「曼殊院門跡」(600円)に入る。枯山水の庭に紅葉とのコントラストが素晴らしい景観を見せている。
13時20分に「詩仙堂」(500円)に入る。ここは名前の響きがいい寺なので立ち寄ったが、ほどほどであった。
13時50分、白川通に出て、軽く昼食を済ませて、一乗寺駅まで歩く。ここから叡山電鉄で京の奥の院といわれる貴船に向かう。電鉄は観光切符が使えないので、現金で支払うことになるが、貴船口までで410円であった。途中に「もみじのトンネル」があって、窓の両サイドに綺麗な景観を見せていた。貴船口からバスに乗り換えて貴船で160円支払って降りる。「貴船神社」まで歩くが、周辺に紅葉の綺麗な個所があったが、神社の紅葉はあまり見栄えがしなかった。ここは参道の春日灯篭が有名であるが、昼間よりも明りが燈った夜がいいいようだ。
15時過ぎに「奥の宮」まで足を延ばすと、右手に綺麗な紅葉が見られたがそれだけだった。小雨が降る中を、ここまで足を延ばしてきたものの、初めての期待外れであった。
ここから鞍馬まで山道を歩く予定であったが、山道入り口受付の女性が「ここから鞍馬神社まで1時間かかるが、山の日暮れは早いので、今からだと・・・。」とのことで止めることにした。
15時50分発のバスで貴船口に戻り、叡山電鉄にて八幡前で降り、歩いて地下鉄の国際会館駅へ。
16時42分に烏丸御池駅に着いた。ホテルに戻ってシャワーを浴び、近くのレストランで夕食を済ませてホテルに戻り、持参して来たパソコンをセットして、インターネットで今日の市場の動きを確認する。92円高で続伸していた。
最近は相当にV字回復をしてきており、そろそろ一服感が出てきているようだ。が、まだ日本株の割安感は十分あるはずで、まだまだ上昇していくものと思われる。これも為替次第であるが・・・。
(本日の歩数;21,000歩)
〜11月23日・火曜日〜
6時に起床、7時にホテルフロントにキーを預けて朝食へ、食後、そのまま出発する。今日は祭日なので、今日の目的地である嵯峨野・嵐山エリアは相当に混み合いそうである。
地下鉄で烏丸四条へ。ここから市バスで高雄に向かう。ここまでも観光切符で行けるので、また新たに2日間の観光切符を購入しておいた。8時8分発のバスで8時55分に高
雄に着いた。乗客も
それほど多くはなかった。
高雄から更に登っていき、「高山寺」(400円)から、戻って「西明寺」(500円)、「神護寺」(500円)と高雄3寺を続けて見て回る。このエリアの紅葉もまずまずで、それぞれに楽しめた。
10時30分に、神護寺下から清滝川沿いの東海自然歩道を歩いて保津峡まで降りていく。
周りはそれほどの紅葉ではなかった。少し期待し過ぎていたようだ。清滝に着いたのが11時10分、そのまま歩いて保津峡トロッコ列車駅に着いたのが11時50分。橋を渡って駅
を覗きにいったが、列車は出た後で、1時間に1本しかないため、トロッコ列車に乗るのは諦めて、更に歩いてJR保津峡駅に向かう。12時10分に着いた。
神護寺下から1時間40分で来たことになる。23分発の列車に乗車し、160円支払って嵯峨嵐山駅で下車する。
JR駅のすぐ横にあるトロッコ列車の駅に行くと、人だかりがしており、夕方の便は立席しかないとのこと。よって、立ってまで乗ろうという気はないので、これを止めて、レストランにでも入ろうと思ったが、どこも行列ができていて、しばらく入れそうにない。どこから集まったのかというくらいに人が多い。やむなく、コンビニでサンドイッチと飲むヨーグルト
とコーヒーを購入して、近くの公園に座り込んで食べ、コーヒーを飲む。行き交う人々を
観察していると、旅行客のみではなく、地元の方も相当に多いようである。
無事、腹ごしらえを終えて、ここから歩いて大覚寺に向かう。
13時25分に「大覚寺」(500円)に着いた。
回廊をぐるぐる回って、大沢池の見えるところに出る。ここで座り込んで、しばし景観を楽しむ。また、ここでは鉢植えの嵯峨菊が綺麗に咲いていた。
これからの予定を固める。【宝筐院】→【常寂光寺】→【渡月橋】→【岩田山・展望台】→【渡月橋】で決定する。
次に、さきほど作った予定通りに「宝筐院」(400円)入る。ここは最高に見事な紅葉の庭園であった。庭を一回りして、更にもう一度
カメラを変えて撮影のために回ったくらいである。
ここだけは見逃せないスポットのようだが、ガイドブックでは横並びの紹介のみで、特に強調はされてはいないようだ。
14時50分に「常寂光寺」(400円)に入った。ここも素晴らしかったが、宝筐院を見たあとであったので、ほどほど
に感じた。ここから歩いて渡月橋に向かう。途中に坂本竜馬や中岡慎太郎の土佐四天王の銅像があった。今、まさに時の人であるが、別途、京都に来た時には坂本竜馬ゆかりの地をめぐるのもいいかとふと思う。
15時40分に渡月橋に着いた。驚くような人だかりで渡月橋を渡っていく。橋を渡ってどこへ行くのか。人が途切れることがない。
しばらく渡月橋を眺めながら土手に座り込んで休む。若い女性が2人でそれぞれ渡月橋の写真を撮っていたので、本人たちを二人一緒に撮ってあげると異常に感謝された。
日暮れ前に予定どおり岩田山に登るために立ち上がり、渡月橋を渡っていくも登山口には「モンキーパーク」とあり、有料になっていた。展望台だから無料かと思っていたが、他に登山道はないようなので、550円払って
16時10分に入山し、登っていく。15分足らずで登頂。山頂では、猿に餌を与える時間で、猿が集まってじっと餌を待っていた。
それを観光客が集まってじっと見ていた。
こちらは目的が違うので、京都市街を見下ろしながら、写真撮影に忙しい。京都タワーがはるかかなたに見えている。京都の夜はこれで最後になるので、急遽、この京都タワーに上
り、京都の夜景を楽しむことにするかと思う。
ここ嵐山でのんびりと夕食までする予定であったが、あまりに人が多いので、帰ることにした。渡月橋の前から、17時35分発のバスに乗り込み、京都駅に着く。そのままタワーに上る。京都市街地の夜景がきれいに見えている。先ほど岩田山から見たタワーに登って京都の市街地を観ている
かと思うと感慨深い。
駅のレストランで夕食を済ませて、ホテルに戻る。
今日は東海自然歩道歩きから、岩田山ハイクまでまとめて歩くのが多かったので、3万歩を優に超えていた。
(本日の歩数;32,000歩)
〜11月24日・水曜日〜
昨日、女房からメールが着て、微熱があるという。早く帰ってこいということなのか?
一応、4日間の行程で、見残したところがあれば延泊するといって出てきたが、帰らざるを得ないような状況になってきたので、今日は午前中で観光を終えることにする。
ホテルを7時半にチェックアウトし、まずは京都駅に出てコインロッカーに荷物を預ける。さすがに京都駅にはコインロッカーが多い。新幹線の改札口に近いところで荷物を預けてから東福寺へ向かう。
バス停から並んで歩く感じになり、そのまま8時40分に「東福寺」(400円)に入る。朝が早かったので並んで待つほどもなく入れた。通天橋も並んで渡るような人だかりで、係の人が「ここで立ち止まらないように!」と注意しているが、それは無理であろう。ここからの景色を楽しみに皆来ているのだから。
しばらく写真撮影に忙しい。さすがに東福寺といった感じで撮影スポットが多い。
次に、バスで祇園に出て、ここから歩いて10時15分に「八坂神社」へ、ここは出入り自由であるが、結構な紅葉が見れた。ここを抜けて次に10時半過ぎに「青蓮院門跡」(400円)へ。ここもまずまずの庭であった。
更に歩いて11時10分に南禅寺へ。ここは臨済宗南禅寺派の大本山で広く、自由に出入りできるので人も多いようだ。奥まで進み紅葉で有名な「南禅院」(300円)へ入る。池を囲んだ庭園で紅葉も最高の見ごろであった。
更にもみじ寺として有名な「永観堂」(1,000円)へ。ここは茶菓子も付かずに、拝観料が最高であった。
しかしながら、3,000本の紅葉はさすがに見事であった。多宝塔がある所まで登って上から紅葉を観れるのもいい。
ここで今回の京都紅葉めぐりは打ち止めとする。
バスで13時過ぎに京都駅に戻り、
時間を確認すると、13時28分発があったので、これで帰ることにする。コインロッカーから荷物を引き出して、弁当とおみやげの生八橋を買って新幹線に乗り込む。今日は帰ってからワインを飲みたいのでビールは我慢する。
車窓を京都の町並みが通り過ぎていく。
これで、京都の紅葉旅も終わった。ツアーで行くと旅行という感じであるが、一人でブラブラするのはまさに旅である。毎年来てもいいかなと思われるくらいに十分に満足できる旅となった。
今回は紅葉旅であったが、一度、桜の時期に来て、吉野の千本桜等を見て回りたいとも思っている。
(本日の歩数;25,000歩)
※ 4日間総計歩数;105,000歩 、 拝観料総計;10,700円也 (お寺の修復費に少し貢献したか?)
※ 明日から、いよいよニュージーランドに旅立つ。その準備が忙しい!!!!!!!!!
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