〜〜〜  長崎県 ・ 平 戸 1 泊 の 旅 〜〜〜 

《 平成21年5月5日〜6日 》 


〜5月5日・火曜日〜

 5連休も間もなく終わるという5月5日の火曜日、平戸へ1泊のドライブ旅行に出掛ける。

 今年は政府の景気刺激策で、高速料金がどこまで行っても1000円という施策が打ち出されている。よって、ただでさえ多いゴールデンウイークの高速道路が更に混雑して大渋滞が想定されることから、高速を通らずに行ける観光地ということで検討した結果 、平戸方面へ行くことにしたもの。つつじには遅いが、魚が豊富で景色は十分に楽しめる場所である。

 ゴールデンウイーク間近になって思いついたために、インターネットで「ゴールデンウイーク中にまだ泊まれる宿」で検索していると、 平戸の超有名なホテルである「蘭風」に空室があるとのこと。即、ここに申し込む。1泊2食で15,900円、まあまあな価格である。大人3名(夫婦と娘)、孫の2名は「ふとん不要、食事不要」で無料となった。

 メキシコに端を発した豚インフルエンザは、国数は拡大しているが感染者はそれほど急激に増えてはいない。また、メキシコでは死者も出ているが、その他の国では感染者の症状は軽く、すぐに回復に向かっているらしい。我が国ではまだ感染者が出ていないのが幸いである。
 ある学者が、60歳以上の人には感染者が出ていないとの解説も行っていた。何でも昔、豚インフルエンザウイルスと同様のウイルスに感染し、免疫があるからではないかとのこと。新型ウイルスとはいうものの、このようなこともあるのか。
 職場でも臨戦態勢がとられている。緊急時にそなえて携帯を忘れないように持っていく。

 7時45分出発、昨日は雨が降っていたが、今日は一転してさわやかな天気となり、周囲の山の新緑がまぶしく、緑の濃淡が くっきりと映えている。

 道路は混雑もなく、普通に走行できる。マイカーが高速に集まっているのか、あるいは連休も終わりに近いせいなのかは不明である。

 孫二人には、車中で飽きないように、ドライブに行く前に購入した携帯用DVDプレーヤーでディズニー映画を楽しませる。

 伊万里市に着いて、いつものように道の駅に立ち寄り小休止後、松浦市に入る。ここから山道を越えて鹿町町にある長串公園に向かう。 ここは職場の川口部長が「超お薦めのスポットですよ。」とのことで紹介されたので立ち寄ることにしたもの。途中に看板があり、「長串公園つつじまつり;4月11日〜5月6日」と案内されている。

 公園に着いたが、予想どおりつつじは既に大半が終わった状態であった。そのために、入場料は通常は500円とのことだが、これが無料になっていた。

 見晴らしは抜群にいい。北九十九島が眼下に広がり、空の青さと海の青さの競演で、緑も更にさえ渡る。

 子供用の遊具も多数ある。孫たちは特に滑る面がローラーになっている長い滑り台がお気に入りで、何回もかけ上がっては滑っておりてくる。ここで持参したおにぎりや道の駅で購入したお菓子を食べて昼食とする。  

 12時半前にやっと公園を出発、204号線に出て、平戸大橋を渡る。橋のたもとの駐車場は満車状態で、数名の係員がここを通過するように誘導している。直進して その先から右折し、平戸城へ向かう。

 駐車場に車を止めて、少し階段を登り、そこで入場料を払って天守閣まで登ってみる。ここは360°の展望で、すぐ下には綺麗な海が広がっている。遠くに渡ってきた平戸大橋も見えている。

 平戸城を出て、近くにある平戸物産館に立ち寄っておみやげを買い、まだ時間が早いがホテルに向かう。

 ホテルには14時半に着いた。少し早いかなと思ったが、フロントでは問題なくチェックインをしてくれた。部屋に案内され、その女性が孫たちのゆかたと子供用のスリッパも持ってきてくれた。なかなかサービスはいいようだ。

 しばらくくつろいで、海岸に下りてみる。綺麗な海の色をしており、いかにもリゾート地の海岸と言った風情である。道路際のビロウ樹が南国ムードをただよわせている。

 部屋に戻って温泉に入る。ここの温泉はどろ湯のように濁っており、身体にいろんな効用がありそうである。露天風呂で身体を伸ばし、空を見上げながらゆっくりとくつろぐ。

 夕食は舞台もあり、観覧席が階段状に構成されている大ホールでいただく。係りの方に案内されたテーブルの椅子に座る。早速子供用の椅子も準備してくれた。 ここでもサービスはいい。
 刺身の豪華な盛り合わせが出てきたが、これは注文間違いであった。間違えたおわびとのことでジュース2杯はサービスしますとのこと。
 生ビールを飲み、定番の冷酒を飲む。冷酒は大吟醸を頼んだが、吟醸酒が出てきて精米度も58%であった。係りの女性に確認すると、ここではこれを大吟醸と称して出しているとのこと。 その女性に「普通、大吟醸というのは、精米度50%以上のものを言うので、確認された方がいいのでは。」と苦情ではないが意見を申しあげておいた。

 ショーが始まった。まずは、ホテル従業員によるもので、調理士による「ぶりの包丁さばき」、この後、このさばいたぶりがそれぞれのテーブルに配られた。歌謡ショー と続き、その後やっと中国雑伎団によるショーが始まった。
 孫たちは1階に下りていき、目の前でショーを見ている。小生は一人で冷酒を飲みながら撮影に忙しい。

 ショーが終わって、部屋に戻ると、眠くなってそのまま寝たが、皆は孫二人が演じる雑伎団ショーで賑わったらしい。


〜5月6日・水曜日〜

 
朝、6時に目が覚める。皆まだ熟睡中である。

 そっと起き出して、カーテンのすきまから外を見る。今日も天気はよさそうだ。洗顔を済ませ、身支度を整えて、早速一人で海岸の散歩に出掛ける。

 20分ほど歩いて、久しぶりに砂浜を走ってみる。さわやかな風に吹かれて、気持ちがいい。

 小1時間程、歩いたり走ったりしてホテルに戻る。皆起きていたので早速食事に出掛ける。バイキングであるが、昨日、「幼児二人は朝は少し食事もさせたいが子供料金は ?」と聞いたら、フロントの女性の方は「幼児はあまり食べられないでしょうから料金は結構です。」とのこと。よって今日は安心して食べさせられる。

 海岸を見下ろしながらの朝食は気持ちがいい。食後のコーヒーもおいしい。
 孫二人も、納豆や海苔、焼き魚等を食べて満足そうである。

 食事後に皆で海岸に出る。砂浜でしばらく楽しむ。のどかな時間が流れる。

 10時過ぎにホテルを出て、特に寄りたいところもないので、唐津にある「おさかな村」を目指す。12時少し過ぎて着いた。ここで魚や「けいらん」等を購入し、出発。前原にある「牧のうどん」に向かう。

 4月に高松に行った時に2日間昼食にさぬきうどんを食べた。歯ごたえがあっておいしかったが、これと比べるために「牧のうどん」の堅麺を注文する。ここのうどんは量が多く、食べ応えがある。 やはりさぬきには劣らない食感である。

 帰りにショッピングに立ち寄る。明日は女房の誕生日なので、そのお祝いということで、女房と娘が選んだ衣類等の代金を支払ってやる。総額で15,000円を超えていた。娘は自分が支払うつもりで選んだのでよかったと感激していた。最初から買って上げると言っていると遠慮しただろうから。

 帰路につく。孫の「ななせ」が「またランプーに行きたい」と言う。よほど楽しかったらしい。
 16時半に無事帰宅した。総走行距離は266kmになっていた。
 

【 タイムスケジュール 】 


《1日目》

 07:45自宅発〜08:23浜玉有料道路出る〜08:55伊万里・道の駅着(62km)〜 09:15発〜10:37鹿町町「長串公園」着(116km)〜12:26発〜12:56平戸城着(140km)〜13:58発〜 14:02:平戸物産館着(142km)〜14:20発 〜14:30ホテル蘭風着(152km)
 

《2日目》

 10:15ホテル発〜12:05唐津「おさかな村」着(225km)〜12:55発〜13:30前原「牧のうどん」着(247km)〜14: 05発〜14:05「しまむら」着ショッピング〜15:45発〜16:32 自宅着(266km)