〜〜〜  呼 子 1 泊 の 職 場 旅 行 〜〜〜 

《 平成20年9月6日〜7日 》 


〜9月6日・土曜日〜

 何年振りかで職場の仲間と1泊旅行に出かける。行き先は佐賀県の呼子、8時半に職場に集合して貸切の小型バスで出かける。総勢12名、4名が都合で不参加、参加者の内、女性2名Yさん、Sさんは日帰りでの参加となった。

 少々曇りで、強い日射しもなく雨でもないという好都合の天気である。幹事は若手グループで幹事長はM君、いつもニコニコして元気がいい。
 8時20分前にバスに乗り込む。しばらくして、女性のSさんが「最後ですか?」とバスに乗り込んでくる。その後でIグループ長が「出発は8時半でしょう!」とバスに乗り込んで くる。それぞれ人柄が出ていて面白い。これで全員がそろった。

 9時に前原市通過、早速ビールでミニ宴会が始まる。

 10時ちょうどに呼子へ着いた。ここで七ツ釜見物のために遊覧船に乗るが、10時半出港のため、しばらく時間をつぶす。時間になって遊覧船「いか丸」に乗り込むと、そこに玉名事業所の所長以下11名の方々が同じく職場旅行で来ていた。このようなタイミングで出会うというのも珍しい 。

 玄武岩の柱状節理で構成され、長い年月をかけて侵食されて出来た洞窟は海とのバランスもよく、いつ見ても見事な景観をかもしだしている。往復40分ほどで港にもどり、玉名事業所メンバーと奇遇を記念して一緒に写真をとる。

 11時15分出発、食事には早いので「風の見える丘公園」に向かう。風車は時折回転する程度で、風の方向を追尾する装置も備えているのに機能していない。バスに乗り込み、呼子大橋で下車して、下にある弁天島遊歩道を散策する。 女性のYさんは階段を駆け下りてくるほど元気がいい。
 綺麗な海水にクロが泳ぎ回っているのが見える。退職して時間ができたらまた魚釣りを始めるかとふと思う。女房は「釣った魚を料理するならいいよ。」とのたまう。では、まず男の料理教室に通うかなと思う。この他に、英会話、水彩画とやりたいことが多い。

 12時5分に出発、昼食の場所である「シーテラス呼子」に向かう。直ぐに着いた。

 イカの生き作りはいつ食べてもおいしい。ビールで乾杯し、持ち込んだワインを飲む。ピーロートで仕入れたハンガリーの赤ワインであるが、少々甘口で飲みやすいワインであり、皆の評価もよかった(ようである)。

 青森の冷酒「杉玉」を飲む。 「杉玉」とは新酒が出来たという印として造り酒屋の軒先につるされるもので、この名前を拝借したとのこと。青森には「陸奥男山」や「桃川」などの名酒があるが、「杉玉」は この「桃川」と同じ造り酒屋の製品である。I副長が小生のためにわざわざ選んできた酒であるとのこと。若手にしてはよく気が利く。人事考課で◎を付けることにしょう。・・・という訳にもいかないが。
 S副長は効率よく酒が効いているようであり、一人で飲んだような顔をしている。

 13時40分にバスに乗り込む。ほろ酔いで皆ご機嫌なようである。店の女性が一人、見送りに立たれている。幹事のM君がこれに感激して、しきりに手を振っている。 この小さなお客さまサービスもM君にとっては効果は多大であった。

 13時45分、鎮西町にある道の駅「桃山天下市」着。ここでおみやげを物色、IZグループ長は酔い覚ましにソフトクリームを可愛くなめまわしている。最若手のS君はたまたま顔が合うと「疲れました 。」との一言。初めての職場旅行で彼なりに気を使っているのだろう か。「まだ、これから長いよ。」と答える。

 特に買いたいものが見つからなかったので、止む無く地元とは関係はない「ふかひれスープ」を購入する。H次長は子供さんへのおみやげなのか、お菓子を物色されていた。U次長は唐津焼の花瓶を購入されていた。INグループ長が「こんな大きなものを買ってきてと奥さんに 怒られませんかねー?」とU次長を冷やかしている。

 14時10分出発、ここから波止岬に向かう。波止岬ではサザエのつぼ焼きの醤油が焦げる匂いが何ともいえない。風がさわやかで気持ちがいい 、景色を堪能するのは短めにして、早速このサザエのつぼ焼きを賞味する。1皿500円で3個乗っている。ここでもビールがおいしい。

 ほろ酔い状態を維持しながら15時出発、唐津城に向かう。U次長が「これから見返りの滝に行こう。」と主張されているが誰も関心をしめさない。U次長、ごめんなさい。

 15時35分唐津城下に着いた。ここで、腹こなしに階段を登っていく。ほどよく汗もかいて、16時ちょうどに出発、8分で本日の宿泊先である「唐津ロイヤルホテル」に着いた。ここで宿泊組は下車し、女性2名はこのままバスで福岡まで帰る。お二人を盛大に見送る。

 ホテルは3室に分散してそれぞれの部屋に入る。早速風呂に入って汗を流す。サウナもあったので、ここで新たな汗をかく。

 風呂から上がって、ホテルの窓から外を見ると、唐津の市街地が見えている。昭和40年代後半のことであるが、日帰り出張で来たときに、仕事を終えて懇談していた 。ふと時計を見ると既に21時を過ぎていた。筑肥線の福岡行き最終は21時であったため、足がなくなった。タクシーでは高くつくので、宿を探して泊まり、翌朝 の一便で帰り、そのまま職場に出て仕事をしたことを懐かしく思い出す。21時の最終というのは早すぎるが、当時、福岡と唐津の関係はその程度のものであった。

 18時から大宴会が始まる。宴会部屋には各人にお膳が配置されている。奥の列に役職者、手前の列に若手が陣取り、ご対面で始まる。
 30分ほど過ぎたところでコンパニオンの女性が4名見えた。更に盛り上がる。ビール、冷酒、焼酎、燗酒と酒が変わっていく。 持ち込んだ冷酒「西の関・美吟」がおいしい。
 
 その後、カラオケルームへ。 それぞれが自前の持ち歌を披露する。皆、うまいものだと感心させられる。人事考課では全員に◎を付けることにしようかとも考えたが、酒に酔ったうえでの判断は止めることにしよう。

 部屋に帰ると、すぐにふとんに横たわりそのまま寝た。



〜9月7日・日曜日〜


 朝、 7時に起き出し風呂に入る。脱衣場であったM副長が「昨夜の雨はひどかったですね。」とのこと。小生は熟睡していてまったく気がつかなかった。

 朝食は9階のスカイレストラン「キャッスルビュー」で、虹の松原を見下ろしながらのリッチな朝食である。朝のコーヒーがおいしい。

 9時前にロビーに集合し、タクシーで東唐津駅に向かい、JRにて福岡への帰路につき、流れ解散となった。これで無事旅行の全行程を終えた。


 今回の旅行は、職場のコミュニケーション活動費(一人当たり1万5千円の助成)を利用しての旅行であったが、その目的は十分に達成され、意義は大であった(と思っているが他の皆はどう感じたか・・・)。

 また、10月に人事異動があることから、この時期での旅行実施になったが、この旅行の企画段階から準備、旅行の実施まで担当された若手陣の皆様には大変ご苦労様でした。特に幹事長のM君の手腕はすばらしかった。この場を借りてお礼を申し上げます。

 また、人の和を大事にしながら、旅先で学んだお客さまサービスにも心がけ、仕事で頑張っていきましょう。

 ところで、旅行の打ち上げには、シャンパンでも差し入れしようかな?