イタリアワインで最もよく聞く名前は「キャンティ」(トスカーナ産)である。
この他にも、「バローロ」、「バルバレスコ」、「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」等々がある。
同じ銘柄でも、当然ながらビンテージによって価格に相当の開きがある。大衆的ワインに見える「キャンティ」でも、ピンからキリまである。
【イタリアワイン「DOCG」格付け】
@ VIN da TAVOLA ; テーブルワイン。100%イタリアワインを使用。イタリアワインの90%を占める。
A IGT ; 指定された地域の「地ワイン」。テーブルワイン。
B DOC ; 原産地呼称ワイン。補糖はできない。
C DOCG ; 保証付き原産地呼称ワイン。現在19産地。「バローロ」、「バルバレスコ」、「キャンティ」、「アルバーナ・ディ・ロマーニュ」等がこの格付け。
【イタリアワイン産地】
@ ピエモンテ州 ; 州名は「山の足」という意味で。アルプスの麓に位置する。首都はトリノ。赤の「バローロ」、「バルバレスコ」
など高級ワインの産地として有名。
A ヴェネト州 ; 首都はヴェニチア。州都にヴェニスを持つ。ロミオとジュリエットで有名。ジュリエットのワインは赤の「ヴァルポリチェラ」、ロメオは白の「ソアーヴェ」
(イタリアでは最も有名な白ワイン)。
B トスカーナ州 ; 首都は世界で最も美しい町と言われるフィレンツェ。イタリア最大の赤ワインの産地。藁苞(わらづと)に包まれた赤ワインの「キャンティ」が有名。
かっては、イタリアワインと言えば「キャンティ」と言うほどだった。
シェナのメディチの要塞にある国立エノテカ(ワイン蔵)はイタリア最大規模。入場無料でレストランもありワインも購入できる。
C カンパーニア州 ; 首都はナポリ。白、赤、ロゼの軽いタイプのワインの産地。