〜〜〜 サボテン&多肉植物&etc 〜〜〜 |
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ここでは、サボテンと多肉植物について、写真をメインに若干のコメントを加えているので、花の他に、姿、形、棘等の妙を味わって下さい。 その他の園芸植物についてのコーナーも設けています。 |
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多肉植物 令和6年4月 |
〜 サボテンのコーナー 〜 サボテンは南北アメリカ大陸とその周辺の島々が原生地で、サボテン科の1科で233属、3千種を超える大きな一族である。 我が国へは、元禄元年(1688年)に貝原益軒が著した「和爾雅」に覇王樹という名で登場していることから、これ以前に渡来していたことは確実である。全国的なブームになったのは昭和の初めから11年まで。この頃、通信販売業者だけでも200軒近くあったという。 その後、戦後の復興期になり、昭和30年に上映されたディズニー映画の「砂漠は生きている」によってブームが再来し、またビニールの登場によって栽培も楽になり、国内各地に同好会などが設立され、趣味家の間では好まれる品種に移り変わりはあるものの、現在に至っている。 |
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〜 多肉植物のコーナー 〜 多肉植物という園芸上の定義があるわけではないが、葉や茎、あるいは根が肥大して、貯水組織を持ち、極度に乾燥に耐える植物を多肉植物(サキュレント)と称している。 分類の仕方にもよるが、サキュレントに該当するものは、50数科、約1万種もある。サボテンが南北アメリカ大陸を原産地とするのに対し、サキュレントは寒帯を除く全世界に分布する。 サキュレントの宝庫は、南アフリカ大陸でサキュレントの趣味家に好まれるものは大半がこの地域原産である。我が国に原生するのものとしてはベンケイソウ科のミセバヤ、キリンソウ、爪レンゲ、マンネングサなどがある。 |
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〜 特設コーナー 〜 写真の植物はLiving Stone(生きる宝石)とも称されるメセンブリアンテマ科(通称メセン)の仲間で、アルギロデルマ属の帝玉(Pleiospilos nelii)という南アフリカ ・ケープ州原産のものです。 1対の肥大した葉を対生させるのみで、新しい葉は、これと直角に古い葉の養分を引き継ぎながら出てきます。メセンの仲間内では最も大きな部類に属します。 この帝玉の栽培のこつは、とにかく夏の間、断水(強制休眠)してすごさせれば、あとは普通の栽培でよく、比較的楽な植物ですが、すべてのメセン類が同じではなく、寒い時期に休眠するものもあるので、自生地がどこなのか、その気候風土がどうなっているのかを確認することが重要です。 |
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