〜〜〜  ひ ょ う た ん・2  〜〜〜
 
 
   
 
ここでは、平成25年の栽培・加工状況を掲載中!
 
 
   
   
  〜 ひょうたんの栽培 〜

 
平成25年のひょうたんの栽培は、 千成瓢箪をメインとし、種保存のために、昨年栽培した丸型を2株植えることにした。

 まずは昨年採取した種で苗を作る。
 60苗を作り、我が家で栽培するのに必要な分を除いた余剰苗は「ご自由にお持ち下さい。」と張り紙をして車
庫前に出し、全てさばけた。瓢箪の栽培を楽しんでもらえればいいがと思っている。  
 リビング及び座敷前の緑のカーテン用に8株、2階ベランダのプランター植え用に2株、後は、昨年同様に庭の植え木の上に這わせることにして、6株を地植えした。
 瓢箪は根の張りがよく(昨年も地植えのものは相当広い範囲に根を伸ばしていた)、プランター植えの分はすぐに根詰まりしてしまうようで、20個ほどの結果のみで、その後は雌花をつけていない。
 緑のカーテンも、リビング前はプランター植えのため生長は弱いが、座敷の前の分は地植えしているために生長も強く、フエンスの上まで自由に蔓を伸ばしていき、2階べランドまで伸び放題になっている。
 昨年はフエンスの上限でカットしていたが、今年は自由奔放に伸びさせたために御機嫌なようで、2階のベランダ周辺で20〜30個ほど結果させている。
 初夏に1回のみうどんこ病対策で薬剤散布したが、その後は特に病害が見られないので、そのままの状態にしている。
 今年の夏は連日36℃を越える猛暑日が続き、雨が全く降らないので、夕方の水やりが大変であ った、このまま日照りが続き、水不足状態で給水制限にでもなると、前の川から水をくんでくるなど水やりの仕方も検討しなけばならなくなったところであるが、9月になると少し雨も降りだして一息ついた。
 9月になっても、まだ蔓を伸ばして雌花が結果しているものも多数あった。このまま完熟してくれればいいがと思っていたが、収穫までには何とか表皮が固まっていたので、そのまま処理した。
 全体的に見れば、収穫したものの中の5%程度は素材加工が不適で廃棄処分とした。  
 10月になって、蔓の枯れこみが目立ちだしたので、枯れこんだものから徐々に処分し、10月末に一斉に蔓を処分した。
 
 
   
  〜 ひょうたんの素材加工 〜

  今年第1回目の収穫を8個、十分に完熟していることを確認し、更に 続けて2回目で40個弱(右背景赤写真)を収穫(7月末)した。
 ヤクルト社の「バイオひょうたんごっこ」で中身を処理し、表皮の処理を終えて、乾燥(左写真)も済ませた。
 表皮の処理中から乾燥までは少々匂いがするが、完全に乾燥させてしまうと匂いも消えるので問題はない。
 今年は高温のために、表皮が腐るのも早いようで、その処理も早かった。夏が終わり気温が下がってくると、表皮が腐る時間も長くなるようである。

 第3回目の収穫(8月中旬)を30個強、その後も、一気に収穫すると作業が大変になるので、適宜、表皮が固まったものから収穫し表皮処理を繰り返していった。
 順調に収穫・素材加工を続けて、10月初旬までに素材加工は300個を超えた。(右写真)
 千成ひょうたんは、かなり大型のものから超小型のものまで、多様な形のものが収穫できた。
 10月も半ばになると、枯れた蔓も目立ってきたので、枯れた蔓のひ
ょうたんを全て収穫するとともに、生育中の蔓はまだ未完熟のひょうたんを除いて一気に収穫し( 計250個以上)、素材加工に入った。

 表皮処理は、まとめて処理するために、廃衣装ケースを利用している。表面に見えるものの下にも同数程度
のひょうたんが沈んでいるので、これで200個以上ある。気温が下がってきたので、表皮の処理も少し時間がかかるようになってきた。
 11月にはクロアチア・スロヴェニアへ出かけるので、それまでに素材加工までは終えたいと思っていたが、 全ての収穫を終えて、無事にその処理を終えた。(左写真・最終処理分 )

 蔓上で枯れ上がったひょうたんもあったので、表皮の処理のみを行ったものもあるが、合わせて、超小型のものや、少し未熟のものについては、そのまま中身の処理をせずに乾燥させるという試みも行っている。(集合写真の右下側にある茶色のものや緑色のもの)
 結局、今年の収穫、素材加工は最終的に600個を超えた。
 仕上がりを見ると、ひょうたん型の大中小、丸型の大中小、首長等の変形もの、色々と多様な形があって面白い。
 
 海外旅行から帰ってきてから、作品づくりにとりかかることとしよう。
(ここまで平成25年11月1日記)


 

 
  〜 ひょうたんの作品加工 〜
(以下、11月21日記)
 これから11月末にかけては、孫の七五三祝いのための上京、関西の紅葉旅が続くので、その前に今年のひょうたんの作品加工の第一段階までは終了させたいと思っていたが、無事終了した!

 女房が「ひょうたんの写真だけでは大きさが分からないよ!」と言うので、よく使用される煙草の箱の代わりに誰でもが分かるお札とコイン(500円玉)にした。  

 これを見て、少しでも豊かな気分になれればいいかと思っているが・・・。

 上から順に、朱、黒、茶、白、黄の5色は、カシュー塗料を塗っただけである。これだけでも、十分な光沢があって見応えがある。

 ※ 1個、黄色の下の部分を黒く塗ったものは電球に見立てて作ってみたもの。

 その下の2枚の写真は、色々な千代紙を適当な大きさに切って貼り付け、その上からクリヤ・ラッカーを塗ったものである。

 このラッカーのおかげで、千代紙の色変わり防止と共に貼り付けた糊の劣化も防いでくれるので、保存が効くことになる。

 ここまでは、素材加工の第一段階である。

 次に、これに飾り付けを施し、更には栓や飾り紐を取り付けて、作品の完成となる。ついでに座布団があれば、更におさまりがよくなる。

 別途、女房は、素材に和紙を張り付けて、その上に和歌を書く準備をしている。
 小生も素材に墨絵でも描がこうかと思っているが、なかなか多忙で墨絵の練習ができていない。
 時間ができたら「ひょうたんランタン」作りにも取りかかる予定。

 これらの出来上がった作品は、増えるばかりなので、余剰分は適当に欲しい人にあげることになる。

 ただ、作品作りを楽しんでいるだけであるが、かなりなひょうたんのストックがあるのでしばらくは多忙で、大変だ!!!

 
(以下、平成26年2月3日記)
 ひょうたん飾りの一部が完成した。
 以下に作品集を掲載する。
 

 左は作業中のもの!


 右は書棚に収まったもの!










 左は「さげもん」風仕立て!




 右は女房の作品!!!
 百人一首を旧かなづかいで! 


















  左は「さげもん」の
  一段目の拡大!


  右は二段目の拡大!








   左は三段目の拡大!
  孫の作品もある!
  

  右は余剰分!
  来客のおみやげ用に!

    







    
    左は千成ひょうたん風飾り付け!
     無色ラッカー塗りと
     茶色のものは「マホガニー」色の
     ニスを塗ってみたもの。



       右はカシュー塗料仕上げ。
     このまま飾りでもいいが、
     いずれ作品に仕上げる予定!



 取りあえずは、かなりの作品ができたので、後はクルーズ旅から帰ってから、次の作品作りにとりかかるとしよう。(これからクルーズ旅の情報収集から、旅の準備にもとりかからなければならない!)
 4月になると、また今年の苗作りから、棚仕立ての作業に追われることになる。


  
(以下、平成26年5月22日記)
 
 感動のクルーズ旅から帰ってきて、早くも2カ月が経過した。  
 クルーズ旅のビデオは「クルーズ編」と「観光編」とに分けて編集し、現地で調達したCD・スペインギターの魅惑の音楽をバックに流しているために、旅情豊かなハイビジョンビデオが完成した。
 ワイングラスを傾けながらビデオを見て、豪華で華麗なクルーズ旅の感動にふける。我ながらよくできたビデオであると改めて思う。当時の同行のメンバーの方々が懐かしく思い出される。

 クルーズ旅から帰ってきて、春の鉢植えの植え替えも無事終わり、また
ひょうたん飾りの作成を手掛ける。

 ひょうたんランタンをいくつか作成した。内部のライトは100円ショップ
で調達したものである。特に時間とともに色が変化するものが見栄えがいいようだ。

 女房は、ひょうたんに「般若心経」を写経していた。

 
1個は女房の実家へ、1個は我が家の仏壇に奉納した。

 また、小生の要望で、小生の座右
の銘であるサムエル・ウルマンの「青春」の一部を書いてもらった。

 まずは冒頭の
「青春とは人生のある期間を言うのではなく、心の様相を言うのだ。」、続けて「人は信念と共に若く、疑惑と共に老ゆる。」、「人は自信と共に若く、恐怖と共に老ゆる。」、「希望ある限り若く、失望と共に老ゆる。」というもの。

 
よく出来たので、友人にも分けて上げた。

 他にも、女房お得意の和歌を書いたものもいくつか作成していた。

 これらの瓢箪の下に敷いているのは、女房の発案で、100円ショップ(我が家から歩いて5分ほどのところに100円ショップが出来た! 住宅街のショップであるがつぶれないか今から心配である。)で購入してきた紙粘土で型をとって、マホガニー色の塗料を塗り込んだものである。これで瓢箪のおさまりが一段とよくなったようだ。

 これで一段落とし、これから今年の瓢箪の苗づくりから植え込み等に専念することとしよう。

 5月始めからポット鉢に種の植え付けをしたが、温度がある程度上がらないと発芽しないようで、100個ほど植えた種の内、今日までに発芽したものはまだ20個ほどしかない。

 それでも、既に地植えしたものは、本葉が5〜6枚出て、蔓も伸び出した。
 これから本格的な平成26年度の瓢箪栽培が始まる。