2019年5月11日(水)

 〜   令和元年、荒れ相場で始まる !  〜

 
 令和元年の相場は10連休後の5月7日(火)から始まったが、早々に波乱の相場となった。

 波乱の原因は、問題なくおさまると思っていた米中貿易摩擦の再燃で、その主因は相変わらずトランプ大統領であった。

 中国が約束を破ったとのことで、その交渉協議中であったにも係わらず、10日からその関税を10%から25%に上げてしまった。  

 協議は続けるとのことで、まだまだ先行きは不透明であるが、中国に対して更なる関税をかけていけば、世界経済がおかしくなることは明白である。ひいては米国経済にも影響し、来年の大統領選が怪しくなる。
 よって、トランプ氏にとっては、これは好ましくないことなので、今後の協議でお互いの妥協点が見いだせるかどうかがポイントになりそうだ。

 いつも市場に混乱をもたらしているトランプ氏であるが、これがなければ、令和はご祝儀相場で上昇して始まってもいい状況であった。

 5日続落で962円の下げ、5日続落は今年初めてのことであるが、週明けはリスク要因が何もなければさすがに反動高(200円程度?)で始まりそうである。

 連休前にキャッシュポジションを高めていたので、景気にあまり左右されない銘柄で、長期に保有すべき銘柄の分析に入るとしよう。