2019年3月20日(水)

 〜   新興市場の妙味 !  〜

 
 日本の市場にマザーズという新興市場の取引の場がある。
 
 この市場に、2014年にアキュセラ・インク(株)という眼疾患の治療や医薬品の開発を目指した会社が上場した。

 株価は上場と共に上昇し、1株2000円を超えていたが、2016年に三角合併によって、窪田製薬ホールディング(株)が、アキュセラ・インクを完全子会社することとなった。
 よって、2016年に改めて窪田製薬ホールディング(株)としてマザーズ市場に登場した。

 この頃から株価は下落の一途をたどり、2017年には700円まで下げてきた。ほぼ高値2000円の3分の1まで下落してきたので、ここで2000株を購入した。

 その後も下げ続け、450円まで下げてきたところで、別の証券会社口座で2000株を追加購入した。

 更に下げ続け、350円まで下げたところでまたまた2000株の難品買いを入れた。

 それでも下げ止まらず、とうとう250円まで下げてきてしまった。
 この時点で、帳簿上の損失は150万円を超えた。

 バイオベンチャー企業ということで応援したい気持ちもあるが、株価が長く低迷しているので、投資資金の有効活用のために、そろそろ少し損切りした方がいいかなと迷っていると、日経CNBCのインタビュー番組に窪田社長が登場され、「失明から人々を救うこと、それが私たちの使命です。」との目標の元に、スターガスト病の治療薬の臨床試験中であり、眼科在宅遠隔医療モニタリングシステムの臨床試験中との報告があった。

 これらの臨床試験が終わり、その成果が確認されると株価は一気に復活しそうであることから、そのまま保持することとした。このテレビ番組を見ていなかったら持ち株の半分は損切りするところであった。

 今年3月に入って、やっと上昇に向かいだし、更に、眼科在宅遠隔医療モニタリングシステムがNASAの宇宙航空士にも活用できるとのことでNASAと共同で研究開発をやることとなり、この研究開発費は全額NASAが出資する こととなったとのことが会社から発表された。

 これから驚異のストップ高相場が続く!!!!!!!!

 3月20日現在、1043円のストップ高で取引を終えている。

 250円の株が4倍の株価となった。

 この時点での運用益は700円の株が60万円、450円の株が110万円、350円の株が130万円・・・。
 
 持ち株の内、3000株は既に利確した。
 150万円の損失が出ていたものが、逆に大幅な運用益になるとは!

 たった2週間ほどで株価が4倍になるとはまさに驚異の世界である。新興市場ならではのことであろう!
 デイトレでちょこちょこと遊興費かせぎをやっているが、持ち株のこのような爆上げは初めての経験である。

 まだ半数の3000株は保持しているが、そろそろ上げも一服となりそうで、これまで上げ過ぎた反動で、材料出尽くしとのことで、一気の下げもあるのか、 あるいは大きく下げると、これまで手が出せなかった人々が一気の買いに入ってきて株価は維持されるのか、全く先が読めない 。よって、下げに転じれば更に1500株を手放すこととしよう。

 ところで、同じマザーズ市場に、バイオベンチャーのサンバイオ(株)という会社がある。
 この会社は新薬の開発が順調とのことで昨年の秋から株価が上げ続け、4000円の株価が今年の2月には12730円のピークをつけたが、脳梗塞治療薬の治験2相後期で評価項目を達成できなかったとのことで、株価は一気に暴落、連続のストップ安で株価は2500円まで下げてきた。

 現状は様子見で株価は3000円前後でうろうろしているが、この新薬は既に外傷性脳損傷の分野ではその有効性が日米国際共同治験でその評価項目達成が確認されており、今後の進展も期待されることから、長期保有覚悟で少し仕込んでおくこととした。第二の窪田製薬になることを期待して・・・。


 ※ 株投資をされている方はくれぐれも自己責任で・・・。
     
(文字色を赤にして注意喚起しようかと思ったが、赤字になると困るので!)