8月25日(火)

 〜  世界同時株安進行中!  〜


  先週から日本市場は大荒れとなっているが、今週に入って更にセリングクライマックスの様相を提してきている。

 セリングクライマックスとは、下落相場の最終段階で取引参加者の大半が弱気一色となって売り注文を出す現象をさす。

 この世界同時株安は、@中国の経済先行き不透明、Aアメリカの金利引き上げ観測、B原油価格の大幅下落、これらの要因がからみあって引き起こしている。

 中国は上海市場が大幅に下落局面を続けているのに何も政策を打ち出さないことから、失望売りが出ているためである。

 ところで、今日の日本市場は800円を超える下げから、これを反発して300円近くまで上げ、その後上海市場に引きずられて700円を超える下げで終わった。これを専門家は「スーパーボール型相場」と称している。なお、昨日の大幅急落は「ジェットコースター型相場」と 称している。

 今回の下げは、アベノミクスが始まって4回目の大幅下落局面であるが、日本市場の個別企業の業績は今後とも期待できるものが多いので、そろそろ大幅反転が期待できそうである。

 今晩は欧米の株価が反発して始まっている。引けまでこれが持続できるかどうかであるが、本日、中国人民銀行が貸出基準金利や預金基準金利を0.25%引き下げると発表しているので、これを好感した反転にもなっているようだ。

 明日の日本市場は、上海市場の様子見から始まり、上海市場がしっかりとした動きであれば、反転に切り替え、大幅上げ となりそうであり、またこうなることを期待したいものである。