日本市場は、昨日に続いて今日も大幅上げとなり、念願の２万円を「単なる通過点！」として一気に突破していった。

　特に金融関連株の上げが著しい。銀行や保険、証券関連株が爆上げ状態となっている。これらは元々出遅れ感があった銘柄であるとの意見がある一方で、来週開催の日銀政策決定会合で更なる金融緩和策の打ち出しへの期待が込められた上げという見方もある。

　３月に大量に仕込んだ電力株も堅調に上げてきている。
　今日は九州電力�叶�内原子力発電所の再稼働差し止め請求が鹿児島地裁で却下されたことから、電力株の安心感につながり、更に堅調な動きとなった。

　これだけ一気に上げてくると、その反動も大きくなりそうであるが、まだまだ「持たざるリスク」の方が大きいようだ。

　いずれにしても、まだギリシャ問題がくすぶっていることと、来週の日銀政策決定会合では新たな金融緩和策は出てこないと思われるが、その後の動きがどうなるのか？

　まだまだ当面は市場から目が離せない状況が続きそうだ。