6月8日(土)


 〜  アベノミクス・第一幕終了! 〜


 7日の日本市場を終えて、為替も株価も黒田日銀新総裁就任以降のバブルを終え、一気に振り出しに戻ってしまった。

 想定以上の調整であったために、これまでの利益がほぼ消えてしまった。

 外国人投資家の買いが驚異的な増大を示していたが、バーナンキ議長の不用意な発言から、この投機筋が仕掛けた売り浴びせによって、株価が下落の一途をたどったようである。
 しかしながら、下げたところで外国人投資家が買い戻しているので、勘定的には売り浴びせているようには見えないところに数字のマジックがあるようだ。

 このことから、安く買い戻した外国人投資家はまた株価を上げたいはずである。よって、また株価上昇の局面がくるはずである。

 そのタイミングであるが、既に十分すぎるほどの調整を終え、過熱感も全くなくなったことから、そろそろこのタイミングが来ているとみている。

 為替が一旦1ドル95円にタッチして97円に戻ってきていること、懸念材料であった米国の金融緩和の継続が明らかになったこと(通常であれば雇用統計が悪化すれば景気が後退しているとのことで株価は下げるところであるが、逆に金融緩和が継続されるということを好感して株価が200ドルを超える大幅な上げとなっている)。

 国内では年金資金が日本株投資を増やし、資金の1%・1兆円を日本株に振り向けるとのこと等から、総合的に判断すると、来週から反発局面に入るものと推定している。
 順調に上げていかないまでも、上げ局面に転換はすることは間違いないだろう。

 また、仕切り直しとなったが、じっくりと動きを見据えながら、投資戦略を練っていくこととしよう。