5月15日(日)

〜   福島第一・1号炉 メルトダウン!  
 

 福島第一原子力発電所の1号炉がメルトダウン状態だったとのこと。

 これまでは、「地震には耐えたが、想定外の津波によって原子炉の冷却が不可能になっての被害」とされてきていたが、どうやら地震にも耐えていなかったようだ。

 これで追加の津波対策に加えて、地震対策も必要になってきた。電力会社もこの対応は大変である。国が明確に指針を示さないと、原子力立地の地元の理解を得るのも困難になる。

 それにしても、これほどまでに被害が甚大であったとは驚くべき事態である。しかも、まだまだ楽観は許されない状況がしばらく続きそうである。

 菅総理はエネルギー政策をゼロから見直すとしているが、少なくとも既存の原子力は温存しないと、日本の経済活動や国民生活が停止してしま うことになる。

 ここで判断を誤らないように、日本の将来に禍根を残さないためにも、適切なる政治判断を期待したいものである。