11月10日(火)

〜  日経平均、低迷! 〜


 最近の日経平均株価は、アメリカダウが大幅に上げても小幅上げ、ダウが下げるとつれ安で大幅下げといった、なんともうっとおしい状況が続いている。

 上半期の事業実績もほとんどの企業が発表を終えているが、すなおに実績を反映して株価が動いているとは思えない状況である。

 「株とは駄々っ子と同じ、機嫌がいい時はいいが、愚図ねだすと際限がなくなる。」と理解しているものの、その駄々っ子の動きを読むのは非常に難しい 。

 電力株は相変わらず特に理由もなく下げ続けてきている。これも理解できない動きである。

 それでも、間もなく反発に転じると読んでいる。しかも一旦上げだすと、その足は相当に早いとみているのだが・・・。


 ※ その後の状況変化の追記

 政府は先日「デフレ宣言」を行った。その前日にOECDが「日本政府はデフレ対策を講じるべきである。」との指摘を受けていたが、その後で「デフレ宣言」を行うというのも、なんともおそまつな話である。

 デフレ現象から、「物価の下落⇒企業の収益減少⇒賃金の引き下げ⇒消費減少⇒更なる物価の下落」といったデフレスパイラルに陥ると、株価にも多大な影響を受けることになる。

 政府は対策が打ち出せずにいる。日銀も通常であれば金利を引き下げて、設備投資などを促し企業活動の活性化を支援するところであるが、既に金利は最低水準にあることから、金利面での対策を打ち出すことはできない状況におかれている。

 後は、税制面での支援で、しばらく税率を下げるというのもあるが、来年度の予算規模の縮小で青息吐息の政府が打ち出せるような状況ではない。

 いっそのこと、「2年後には消費税の税率を10%に引き上げる。」というのを打ち出せばどうか、引き上げ後は税収は安定し、引き上げるまでの消費は促進されてデフレからは脱却できる。

 しかし、民主党政権下では、これは無理なことか。

 なんとか適切なデフレ対策が講じられることを期待する!!!