≪ 平成24年10月22日(月)・3日目 ≫ 


 6時半に起きる。朝食から散歩を済ませて、8時半にホテルを出発する。

 これからブダペストの観光である。現地ガイドはNさんという日本語が非常に達者な方で、後で聞くと日本には数十年いたとのこと。日本では教師をされていたのかと思われるくらいに日本の知識が豊富である。

 今日は20℃くらいまで気温が上がりそうで、Nさんによると、こんなに穏やかな天気は今年最後であろうとのこと。そのくらいに透き通るような見事な青空をしている。

 歴史的に見ると、1849年にドナウ川にくさり橋がかけられて、ブダ地区とペスト地区等が結ばれた。これによって1873年にブダペストという都市が誕生した。建物がきらびやかで、「中欧のパリ」、「ドナウの真珠」、「ドナウのバラ」等と呼ばれている。ヨーロッパ一美しい国立歌劇場、世界で一番美しいと言われる国会議事堂などがあり、ヨーロッパで最初の地下鉄が造られたのもここブダペストである。

 ブダ城の一角にある漁夫の砦にて下車し、観光する。各国の観光客が入り乱れ、各国の言葉が飛び交う。 ここは、1902年に建てられたネオ・ロマネスク様式の砦で、その目的は見晴らし台的な存在で、ブダ地区の防衛にあたったものである。尖塔と回廊の中を歩きながら見下ろすドナウ川と都市の景観は素晴らしい。
 すぐ横にあるゴシック建築の威容を誇るマーチャーシュ教会は、フランツ・ヨーゼフとエリザベートがハンガリー国王、王妃として戴冠した場所として有名である。エリザベートはハンガリーをこよなく愛し、ウイーンの王宮よりもブダペストに滞在することの方が多かった。ハンガリー人からも愛された存在であったため、その名をとったエリザベート橋も建設されている。

 10時半にバスに乗り込み、ここから中央市場へ向かう。広大な市場であるが、特に買いたいものもないので、ただブラブラ見て回るだけである。

 11時45分発、レストランへ。すぐ横に他のツアーの団体が見え、その料理に差があったことから、いろいろな憶測が飛び交う。が、この内容はカットして、トカイワインのグラスが大きいことが判明し、それを見てこちらもトカイワインを頼む、昨日のトカイワインは少なかったが、ここでは同じ価格でまずまずの量がグラスにそそがれ飲みごたえがあった。

 同席された宮崎から叔母さんと参加の横山由佳さんが今日が誕生日とのことで、同席のメンバーで乾杯しお祝いする。 

 13時半発、これからオーストリアのウイーンへ向かう。
 
 16時半にウイーン着、バスを下車し、そのまま雑貨店「ワルツ」まで歩いていき、そこでショッピング。特に買う物もなかったので、ここを出てすぐ近くにあるザッハトルテの店があるホテルへ行く。ここで女房は2千円近くするものを 4個も購入していた。

 18時に集合してレストランへ。ここでも由佳さんと同席になったが、今度は阪急社が気遣って、お祝いの準備をしてくれていた。皆でハッピーバースデーを歌い、由佳さんにシャンパンとケーキが出される。由佳さんにとっていい思い出の旅になったことであろう。

 食事を終えてホテルへ。
 今回はここで2連泊となる。

 
  ※ ホテル : ウイーン ・ アナナスホテル