〜〜〜  ニュージーランド旅行  〜〜〜 

《 平成22年11月28日(日)〜12月4日(土) 》 


〜  旅行にあたって  〜


 昨年秋にカナダへ、今年は春にイタリアへ行った。
 東に西にと行ったので、今度は南にということで、ニュージーランドに決定した。少し単純ではあるが・・・。

 南方面旅は、当初はオーストラリアのエアーズロック登頂を検討していたが、この登頂禁止の動きがあること、またこのエアーズロックがあるところは、とにかく蠅が多いとのことなどを聞くと、なんとなく魅力がなくなってきて、 結果ニュージーランドに決定した次第である。

 11月末ということで、季節は春から夏に向かう頃になる。よって春の花が終わった頃になるが、ルピナスの花が咲き始めている。このルピナスの花を前景に冠雪の山々の写真撮影が できれば最高である。
 

平成22年11月28日(日)・1日目 〜29日(月)・2日目 》 


 
朝6時に起きて旅支度を整え、地下鉄で空港に向かう。
 これから、いよいよニュージーランド南島への旅行である。

 空港で、ツアー会社であるH社の受付を済ませ、添乗員Yさんと挨拶を交わし、出国審査を受けて、待合室に入る。まだ出発までたっぷりと時間があるが、この間がいい。これからの旅行 への期待を増幅させてくれる。

 今回はシンガポール航空利用のツアーのため、シンガポール経由になる。よって、シンガポールまで約6時間、シンガポールからニュージーランドまで約10時間の長時間フライトとなる。
 また、時差がシンガポールは-1時間、ニュージーランドは+4時間(夏時間)となり、複雑ではあるが、特に気にすることもな く、日本市場の動きを確認するために、時計は日本時間のままにしておく。

 機内サービスでタイガービールで乾杯する。これから、昼と夜はワインを楽しむ予定であるが、まずはビールで旅行ムードを高めていく。
 機内の映画のメニューの多さに圧倒される。「KRIS WORLD」として、MOVIESが142本! JAPANESとして、「七瀬ふたたび」、「十三人の刺客」、「ハナミズキ」など他に7作品、洋画では「WALL STREET MONEY NEVER SELECT」が入っている。この映画は1987年の「ウオール街」の続編になるが、福岡ではまだ封切りされていないどころか、来年の1月に封切りの予定となっている ものである。映画館で見たいのでこれを観るのは止めておく。代わりに「オカンの嫁入り」を観る。ヘッドホンの使用は耳が痛くなっては困るので 使用せずに、字幕を読むだけにする。 また、本を読んだり 、フライト情報を見たりしていると、退屈もせずに16時40分にシンガポールに着いた。

 シンガポール空港は相当に広いようだ。少し時間をつぶして、ポーズとシュウマイを日本円で買い小腹を満たす。
 機内に乗り込み、19時45分発で約10時間かけてニュージーランドへ向かう。ここからが長いが、こんどはうつらうつらも含めて時間が適当に流れていく。

 というものの長時間フライトはやはり少し疲れる。女房に、「更に歳をとって、このフライト時間が苦になるようであれば、ビジネスクラスツアーも検討しなければならなくなるねー。」と言うと、女房は「もったいない。」と一言。「では、一人で行ってくるね。」と言うと 、女房は「・・・」。で会話は終わり。フライトはまだ先が長い。

 ニュージーランドの上空から見た風景は素晴らしかった。冠雪の山々や、それぞれの牧場が様々なパステルカラーに彩られ、しかも区画が整然としている。絵にかいたような見事な景観であった。国土の半分が牧草地だということからの景観らしい。
 日本時間で6時30分、現地時間で10時30分にニュージーランド・クライストチャーチに着いた。

 入国審査を終えて、現地ガイドさんの案内で早速観光に向かう。「モナヴエイル庭園」、「ハグレー公園」、「大聖堂広場」と続けて見て回る。道を挟んで写真を撮っていたら、すぐ手前で車が止まってくれていた。何というお国柄なのかと感心させられた。手で「どうぞお通りください。」と挨拶を返す。

 近くのレストランで昼食を済ませて、15時に出発、サザンアルプスの方向へ進む。道の両サイドにルピナスが咲き誇っている。これでもかというような見事なルピナス街道で迎えてくれていた。開花の時期を心配していたが杞憂に終わったようで、見事な景観に心躍る思いである。

 18時半にテカポ湖に着いた。標高710mの高所にある湖である。氷河の水が周辺の岩石を溶かして流れ込んでいるために、ミルキーブルーをした湖面が映える。ルピナスの花が咲き誇り、対面に ニュージーランド最高峰で、標高3,754mのマウントクックの冠雪の山がそびえている。ガイドブックのとおりの見事な景観である。

 この絶景を、まずはビデオにおさめ、次に写真撮影に忙しい。年賀状に使用するいい写真が撮れることを期待している。

 20分ほど景観を楽しんで、すぐ近くにあるホテルへ向かう。
 ホテルはコテージ風の自然に溶け込んだしゃれた外観をしている。

 チェックインを済ませて、ホテル内のレストランで夕食になる。ラム肉メインの夕食に、ビールを飲み、ワインをいただく。長時間のフライトであったが、それほど疲れもなく、ワインがおいしい。
 同席のメンバーとの話がはずむ。食事を終えて、メンバーの明るい女性の方と同行して湖へ。日暮れ前の湖も旅情があっていい。まだ写真も十分に撮れる明るさで、ルピナス撮影に忙しい。それにしても、21時頃でも まだ明るいとは時間感覚が少し狂うようである。

 これでニュージーランドの初日が終わった。
 ホテルが湖の近くにあるので、明日の朝の散歩が楽しみである。


  ※ ホテル : ペッパーズ ブルーウォーター リゾート 

  ※ 本日(2日分)走行歩数;15,000歩