《 平成24年5月10日(木)・4日目 》 


 今日はホテル出発10時と遅めの出発で、やっと部屋でのんびりできた。

 バスでユネスコ世界遺産に登録されているイグアス国立公園へ。

 ビジターセンターで入園手続きを行い入園する。

 ビデオ撮影の陽気な人が付いて来て、しきりにビデオを撮影している。価格はUS$30とのこと。

 イグアス川に沿ってしばらく歩いていくと、滝が見えてきた。ここには大小の滝が300近くあるという。皆、写真撮影に忙しい。「年賀状用に!」と楽しそうに話しながら撮影している。
 歩いていくと次々に滝が現れ、また撮影に忙しい。

 最も奥まで行くと、最も見事な景観を見せている「悪魔の喉笛」の下にたどりつき、そこには滝の下に遊歩道が設けてある。水しぶきを浴びながらも壮大な景色を下から眺められる。 

 エレベーターで上に登り、レストランで昼食となる。ここもビュッフェ形式で、牛テールからシュラスコ(牛の丸焼き)等々、デザートのくだものも豊富でケーキもたくさんの種類があった。控えめに控えめに皿につぐ。

 この後はフリーとなる。ボートツアーのオプションがあるが、ナイアガラの滝で「霧の乙女号」に乗ったので、ここではゆっくりとした時間を持つことにした。旅先では、このゆとりが大きな思い出になることが多い。

 ブラジルの修学旅行生の若者達が記念に一緒に写真を撮りたいという。残った皆で写真に収まる。女の子との個別の撮影が続く。陽気な若者達であった。

 埼玉のS氏は奥さんが船に乗り、自分はゆっくりするとのこと。一緒に、再度滝の下に降りていき、壮大な景色を眺める。

 アメリカのルーズベルト大統領が夫婦で滝を訪れた際、夫人がこの滝を見て「かわいそうな私のナイアガラよ!」と言ったというのもうなづける。

 滝の水量が、午前中よりも減ったようである。時間でこんなに変わるものかと感心する。まるで待っててくれたように、遊歩道上も水しぶきが減ってゆっくりと楽しむことができた。空の青さを背景に滝の白さが際立って美しい。 更に虹が彩りを添え、最高の景色を十分に堪能させてくれた。

 上に戻って、冷えた「ガラナ・アンタルチカ」を飲む。乾いた喉にガラナエキスがしみる。ハナグマが家族で歩きまわっているのが可愛い。

 滝ボートツアーから戻ったメンバーと合流してホテルに戻る。

 今日は、最高に癒された日となった。  

  ※ ホテル : イグアス ・ 連泊