NO.2  ≪ 平成27年3月9日(月) 〜10日(火) ≫ 
 


≪ 平成27年3月9日(月) ≫ 

 朝7時に起きる。今日は終日クルーズ日である。
 8時に朝食レストランへ。バイキングであるが、量はほどほどに抑え、軽めの朝食とする。これからは如何に食事を抑えながらクルーズ旅を楽しめるかに努力を要する。何しろ、レストランでは毎晩がフルコースとな り、コーヒーやケーキ類はいつでもどこでも飲食が可能であるためである。

 10時から前田さんが船内を案内してくれるという。メンバー全員がぞろぞろと歩いて付いて行く。船内には教会まであった。結婚式も可能だとのこと。
 本船は大きなマンションを建設し、その中央に公園から屋内プロムナードを設置し、更に、あちこちに各種のアミュズメント施設を整備した一つの街のブロックが海面を滑って移動していくようなものである。アミュズメント施設だけでも、シアター、アクアシアター、4つのプール(波乗りもできる)、ロッククライミング、パターゴルフ、 回転木馬等々とあ
り、当然ながらカジノもある。

 1時間半ほどかけて回り、そのままデッキ3のメインダイ
ニング・レストランへ。オーダー式でやるとどうしても量が増えてしまい、どの料理も半分ほど残すことになる。船の生活でこのような贅沢をしていいのだろうかと自己不信になることもあるが、アメリカの料理は元々盛りが良すぎるためだと責任を転嫁して気休めする。
 食後、スポーツ着に着替えてデッキ4にあるジョギングコース
を軽く走り、そのままスポーツジムへ上がる。筋トレ、ランニングで汗を流し、 キャビンに戻ってシャワーを浴び、今日のフォーマルナイトに備える。

 支度を整え、といっても小生は普通の背広であるが、船内をビデオ撮影しながら集合場所に向かう。皆、一応フォーマルで、写真を撮り合いながらそのムードを高める。
 フォーマルナイトといってもただ軽く正装するだけで、何事もなく食事も始まる。

 食事が終わって、2
0時から船長のウエルカム挨拶がある。シャンパンが無料でふるまわれたが、食後であったので1杯で十分であった。
 船長はロイヤルプロムナードの更に高いところからの挨拶で、主だったクルーの紹介もされ、20分ほどで終わった。
 その後、前田さんと愛媛から参加の山内・吉田姉妹とツアー
デスクに行き、スペイン・コスメルでのマヤ遺跡散策コースを申し込む。

 キャビンに戻り日記の整理をする。明日は、最初の寄港地ハイチ・ラバディに着く。
 

 

≪ 平成27年3月10日(火) ≫ 

 
朝、5時に目覚める。 本を読みながら静かに過ごす。
 7時にハイチ・ラバディに着岸、デッキ15にあるソラリウムビストロで朝食を済ませて部屋に戻り、水着に着替えて、支度を整え部屋を出る。船内をビデオを撮りながら集合場所へ。

 
集合時間を20分過ぎても添乗員の前田さんが来ない。お疲れだったようで、やっと集合し、10時に出発する。
 ここラバディはハイチの北部にある半島で、ロイヤルカリビアン社が買い取ったプライベートビーチである。よってクルーズでしか来ることができない楽園となっている。海の青さが際立っている。
 ここで初めてアリユールの全景を見ることができた。青い海と空の間に感動の景観が浮かび上っている。
 桟橋ではバスタオルの貸し出しを行っていた。このようなサービスは有難い。

 桟橋を渡って海岸に出ると、そこからは島を巡る無料のトラムが走っている。ここから少し奥にあるアドレナリンビーチで下車、少し散策する。アドレナリンと名がつくくらいだから波が相当荒いのかと思っいたがそれほどでもなかった。更に歩いて 道の両サイドにあるおみやげ店を覗きながら奥のコロンバス・コーブへ。波静かで綺麗な海岸である。11時を過ぎていたので少し木陰で休み、11時半になって開店した ばかりのレストランのバーベキューランチをいただく。これも無料である。
 食事を済ませて、アリユールの雄姿を眺めながら軽く泳ぎ、一休みしてブラブラ歩いて船に戻る。海岸沿いには子供向けの海での遊具コーナーも設けられていた。
 太陽のまぶしさと海の青さに感動の海遊びであった。

 今日は19時からミュージカル「シカゴ」のショーを申し込んでいるので、シャワーを浴び、早めの食事とし、デッキ5のカフェプロムナードで大盛りの野菜サラダと厚切り肉を2枚はさんだサンドイッチ(これでもいつものディナーよりは軽め)で済ませて、早速シアターへ。特にミュージカルに関心があるわけではないが、今、最もメジャーなミュージカルということで予約をしておいた。ショーが始まると、英語版なので、ストーリーは理解していたものの、やはりうつらうつら状態であった。ショーに申し訳なかった が、役者さんたちの熱意は十分に伝わってきた。
  
 ショーが終わってカクテルでも飲もうかとロイヤルプロムナードに向かおうとすると、その途中にカジノが待ち構えていた。 
 軽くスロットでもやるかと、1セント単位のマシンの椅子に座り、10ドル紙幣を入れて150枚賭けで始めたところ、ときどき大当たりして戻ってきたりしていたが、残り155となり最後のゲームとなったところで「ボーナスゲーム」が当たった。しかもセレクトした数が「12ゲーム」、「4倍ポイント」でフリーゲームが勝手に始まった。結局10ドルが116ドルとなったので、これで昨年のクルーズでMSCで預けた分を取り戻したことになった。利子はわずか6ドルであったが。
 今日はこれで止め、カクテルを飲みに向かう。デッキ5からデッキ8まで上下に移動するレストラン「ライジング・タイド・バー」に乗込み、本日のカクテル・トロピカルカクテルを飲む。まさに勝利の美酒であった。

 22時過ぎにキャビンに戻ると、タオルアートで「豚」が作られていたが、それに小生のメガネがかけられていた。そのアイデアに拍手!

 今日の日記を記録しやすむ。「出稼ぎ」もできて、充実の1日であった。