〜〜〜  カリブ海・クルーズ旅  〜〜〜 
≪ 平成27年3月7日(土)〜17日(火) ≫ 


 
昨年春に初めてのクルーズ旅となる「地中海クルーズ」に行き、

感動の船旅になったために、しばらくはクルーズ旅にはまることとした。
 
カリブ海は中央アメリカに位置し、マイアミ周辺から豪華客船が出港している。

今回はマイアミのすぐ上にあるリゾート地「フォートローダデール」から出港する。

船は世界最大の豪華客船である
「アリユール・オブ・サ・シー」に乗船する。
 
既にネットで「ワインテイスティング」への参加も申し込んだ。

また、ワイン三昧の旅を楽しむこととしよう!
 


NO.1  ≪ 平成27年3月7日(土) 〜9日(月) ≫ 
 


≪ 平成27年3月7日(土) ≫ 

 福岡空港発12時35分発のANAに乗り込み伊丹空港へ。
 これから待望のカリブ海クルーズ旅に向かう。
 今回は関西発で、総勢22名、内、福岡からは8名の参加で、福岡空港で早速挨拶したが、我々夫婦以外は久留米市と八女市からの6名の仲好しグループであった。朝から賑やかな筑後弁が飛び交っていた。
 伊丹空港で、同行者のスーツケースの名前を見ていると、「松延」とあり、八女市からの参加と聞いていたため、小生の元勤務先の職場に、同名で、かつ八女市から通勤していた若い女性がおられたので、確認してみると彼女の親戚筋にあたる方であった。何とも不思議な縁である。
 元の職場の部下であった青年のおばさんが小生の中学の担任の先生であったり、スイス旅行や奥穂高岳登山の際に、卒業以来初めて小学校の同級生の女性にあったこともあった。人生には奇遇があるから何とも楽しくなる。

 伊丹空港から関西国際空港へ無料サービス中のリムジン
バスで移動し、ここでトラピックス添乗員の前田さんの受付を済ませて、出発ロビーへ。機内に乗り込み、18時20分に出発する。
 ユナイテッド航空はアルコール飲料は有料であった。これまで国際線でアルコール類が有料というのは初めてであったが、旅の気分を盛り上げるために8ドルの赤ワインを2本頼む。またまたワイン三昧の旅が始まった。いや、ワイン三昧の旅を始めた。

 隣に座られた福岡6人組のお一人である樋口さんと話をしながら、機は一路サンフランシスコを目指す。樋口さんは石鹸屋をされていたが、今は貸事務所の家賃収入で悠々の人生を歩まれている。友達の渡辺さんは酒屋さんと聞いていたが、クラブみたいな店を多数経営されていたらしい。松延さんは八女の有名な お茶屋さんであるが、1.2万坪の茶畑を持たれ、八女で2番目に大きなお茶屋さんとのこと。それぞれに余裕のある方々であった。後で聞くところによると、この樋口さんは何でも大きく話をされる方だとか・・・。何とも憎めない人柄の好老人(失礼)である。

 機内食2回で11時5分(時差:−17時間)にサンフランシスコ着、長蛇の入国審査に並ぶ。乗り継ぎが2時間もないのに、ここで一旦荷物も引き取らなければならないがと心配していると、案の定、予約の便には間に合わなかった。このアメリカの事情を分かっていながら2時間
もない乗り継ぎ便でセットしたのは、旅行社の不手際であろう。
 

 添乗員の前田さんが事後対策に苦戦され、結局、全員が一緒の行動は不可能となり、いくつかのグループに分けてのフライトとなった。我々夫婦を含む10名がヒューストンまで行き、ここに泊って明朝の便でフォートローダデールへのコースとなった。(翌日確認すると、他のメンバーはニューヨーク経由で早朝の便でフォートローダデールへ来たとのこと。
 

 
16時15分サンフランシスコ発、19時55分(時差:+1時間)にヒューストン着。現地係員の女性の方と無事合流しホテルへ。
 明日も空の旅が続くこととなったが、何とかヒューストンまで来ることができた。旅の帰りはこ
こヒューストンから成田に向かうコースとなっている。
 さて、明日はいよいよ豪華客船に乗船である。

  

  ※ ホテル : ラマダ・
エアポートホテル(ヒューストン)

 

≪ 平成27年3月8日 (日) ≫ 

 今日からアメリカはサマータイム(+1時間)となる。
 朝、4時に目が覚め、時間まで本を読みながら過ごす。

 
ホテル8時ちょうど発、ヒューストン空港からフォートローダデール空港へ。
 10時38分発、13時50分(時差:+1時間)予定より
早めにフォートローダデール空港に着いた。靴まで脱いでのセキュリティチェックを受けて、荷物を受け取り、やっと実際の米国入国である。ここで添乗員の前田さんと合流し、そのまま車で港へ向かう。

 アリユール・オブ・ザ・シー(以下、アリユールと称す)を目の前にし、いよいよ乗船手続きである。既に受付のピークは過ぎていて、ほとんど並ばずに乗船手続きに入ることができた。
 ここで、クレジットカードを登録したり、顔写真を撮ったりし
て、「Sea Pass Card 」を受け取る。このカードが乗下船時の身分証明書になり、ルームキーになり、またクレジットカードの機能も有する。

 このアリユールは、総トン数22.5万トン、全長361m、幅66m、高さ65m、乗客定員は5,400人という世界最大の豪華客船である。デッキ8にはセントラルパークとして100種類以上の植え木が植えこまれ、周囲にレストランなどが配置されている。デッキ5がメインプロムナードとなっており、ここにもレストランやバー、ショッピングなどができる店が両サイドに並んでいる。船の中のレストランだけでも21個所、プールは4個所、他にも色々なアミューズメント施設があり、とても船の中とは思えないような想像を絶する構造体となっている。

 15時過ぎに指定されたデッキ12の148号キャビンに入る。しばらくしてポーターに預けていたスーツケースも届けられた。
 早速、スーツケースを開けて、荷物を出し、洋服ダンスや棚や引き出しに納める。これから1週間の船旅が始まる。旅を快適にするためにはこの荷物の整理も大事である。
 16時半から避難訓練があり、所定の場所へ階段(これも訓練の内)を降りて行く。救命胴衣は キャビン内にはなかった。我々夫婦は指定されたシアターへ。巨大なシアターで、これからのショーが楽しみである。訓練は短時間で終わりキャビンへ戻る。

 船の出港時間が近づいてきたので、デッキへ出てみると、船は既に出港していた。まったく気付かないままの出港であった。巨大なビルが滑るように海上を動いていくようだ。
 海岸や海辺の近くのビルの窓から手を振ってくれている人々が見える。こちらも手を振ってそれに応える。
 18時前にデッキ5にあるシャンパンバーに集合し、レストランへ。福岡組の6名はレストランの予約がとれていなかったようで、別テーブルとなった。
 早速赤ワインをボトルで頼む。ボトルでも残ればキープしてくれる。アメリカなのでカリフォルニアワインにした。前菜から主食、デザートまでいろいろと選べる。
 前菜のホタテのグラタンがワインによく合った。ステーキの肉は大きく、半分は残してしまった。味はいいが、量が多いのが難点である。
 メンバーと盛り上がって、いつの間にかワイン1本が空いてしまった。

 食事を終えて、 豪華な船内を散策し、21時から予約のショーを見るためにアクアシアターへ。船内にも係らず、高いところからの飛び込みは圧巻であった。ショーが終わった後で、早速カジノを覗きにいく。 ルーレットは見るだけにし、10ドルだけスロットマシンを試してみるもあっけなく終わってしまった。
 キャビンに戻って、シャワーを浴び 、日記を記録して休む、これで早くも船旅の一日目が終わった。