《 平成21年9月26日(土)・2日目 》 


 6時に起きる。天気はいいようだ。

 身支度を整え、カメラを抱え、6時半に散歩に出かける。

 街の中を子リスが走り回っている。カナダに来たという風情を楽しむ。が、結構寒い。

 ホテルに戻って、朝食を済ませ、8時半にホテルを出発する。現地ガイドのNさんも乗り込まれている。

 まずはケベック州議事堂へ行き、降りて観光する。 フレンチ・ルネッサンス様式の建物で見事な景観を呈している。建物のあちこちにケベック州の貢献者の銅像が建てられ、その複雑な歴史の重さを感じさせられる。

 次に、一旦バスに乗って、すぐ近くの戦場公園へ行く。ここはイギリスとフランスが戦ってイギリスが勝利し、その後、独立したアメリカが攻めてきた時の舞台となった場所である。
 広大な敷地の芝生もよく手入れされており、当時の大砲等も残されている。ここの城壁は星形になっており、北海道にある五稜郭に似ているとのこと。

 セントローレンス川の向こうにアパラチア山脈が連なり、反対側にはローレンシャン高原が見えている。 展望台からみる景観は複雑な歴史を感じさせることなく、今では穏やかな景観をしている。

 ここケベック州には「砂糖かえで」が集まっている。このため、この樹液から採取するメープルシロップは、その7割がここケベック州の産だという。おみやげにはメープルシロップに関連するものがいいかとの思いがかすめる。

 サン・ルイ門をくぐって、ここからケベック発生の地であるプチ・シャンブランに向かう。その前に、ダルム広場で少しぶらつ く。フランスの古城を模して造られた<シャトー・フロントナック>がどうだと言わんばかりに堂々とした景観を見せている。プチ・シャンブランの街並みが眼下に広がっているのが見える。

 すぐに崖下のプチ・シャンブランへ向かう。ここにも「ノートルダム大聖堂」があるが、現地ガイドのNさんが「ノートルダムとは私たちの女性との意味で、ジャンヌダルクのことをさす 。」と説明されていた。

 プチ・シャンプランをぶらつく。ここでまたO女史とあった。今はフリータイムだというと、「J社はフリータイムが多くていい。」とうらやましそうに話されていた。

 今日は天気に恵まれて、空の青さが一段とさえわたっている。

 12時に出発、30分ほど走って森の中のレストラン「le Chemin du Roy」へ入る。ここはメープルシロップを採取しながら、レストランもやっている店で、入り口から入ると一人の男性が音楽を奏でながら迎えてくれた。

 郷土料理とのことで、キリストの耳(豚の背油のから揚げ)というのがあったが、臭みがあってまったくいただけなかった。ここではメープルワイン(5.75弗)を飲んだが、これも独特の香りがあって、あまり量は飲めない感じであった。

 14時半過ぎに出発し、途中2度トイレ休憩があって、19時半前にローレンシャン高原のホテルに着いた。道中は紅葉もほどほどであったが、ここ の紅葉は十分に色づいているようであり、明日が楽しみである。

 ホテルは、長期滞在も可能なリゾートホテルとのことで、キッチンにはガスレンジからオーブン、電子レンジ、冷蔵庫、食器等々まで備えられており、寝室は別室になっている。相当の広さであり、窓の外にはポーチ様のスペースもあり、椅子も2脚置かれている。このようなホテルに泊まるのは初めてである。

 20時20分にロビーに集合し夕食レストランへ出かける。白のグラスワインを楽しみ、帰りにコンビニ様の店に立ち寄って、おつまみを調達して帰る。帰り道に「あらいぐま」に出会った。写真をとろうしたが 残念ながら逃げられてしまった。

 いよいよ明日は、今回ツアーの最大の目玉であるローレンシャン高原の散策である。

  ※ ローレンシャン高原・ホテル ; <LA TOUR DES VOYAGEURS>

  ※ 本日走行歩数;12,500歩