〜〜〜  カ ナ ダ 旅 行  〜〜〜 

《 平成21年9月25日(金)〜10月1日(木) 》 


〜 はじめに 〜


 退職に当たって、「記念に海外旅行へ連れて行こう。まずは、どこがいいだろうか?」と女房に確認していたら「北米、カナダがいい!」とのこと。

 北米にはラスベガスからグランドキャニオン、カナディアンロッキー、ジャスパー・バンフ等の国立公園、ケベックシティ、ナイアガラ滝等々魅力ある個所が多いが、まずは、カナダの東部、特に紅葉の時期のメープル街道がいいとのことで、 秋のカナダ東部旅行へ決定した。

 カナディアンロッキーへはトレッキングに行きたいし、 バンフ国立公園も時間をかけて散策したい。ラスベガスではカジノ(ほどほどに)やネオンを楽しみたい。よって、北米や、カナダ西部・中部地方へはまた改めて行くこと とした。

 

《 平成21年9月25日(金)・1日目 》 


 
朝6時に起きて、旅支度を整え、家の戸締りを済ませて車で空港に向かう。
 これから、いよいよカナダ東部の紅葉旅に出かける。

 J社のツアー受付を済ませ、添乗員のTさんに挨拶する。JALカウンターで荷物を預け、出国審査も済ませて待合室に入る。既にかなりの方々が待合室におられた。

 今回のツアーは、JALチャーター便によるもので、各旅行社による寄り合いツアーになる。聞くところによると300名を超えるツアーになるとのこと。特にH社が多いのが目立っている。

 そのまま機内へ、朝食をとる間もなかったので、売店でサンドイッチを購入して乗り込み、機内サービスのコーヒーを飲みながら食べる。

 これからまず中部国際空港へ向かい、そこで燃料を満タンにしてカナダへ向かう。福岡―カナダ間と名古屋―カナダ間、それほど差がないように見えるが、季節風等の影響もあって、福岡空港からだと少し 燃料に無理があるのか。

 中部国際空港に着いて東京の娘から電話があり、飛行機の中でも身体を動かしているようにとの助言。

 ここで一旦乗り換え審査を受け、同便にてカナダへ向かう。
 今回はJALのチャーター便であるが、マイレージがつくとのこと、往復で6,700マイル、プレミア会員に登録しているので、更に8,100マイルプラス、これが二人分で計約3万マイル付加、これだけあれば国内はどこでも二人分マイルで旅行できるので有難い。

 カナダまでは約12時間の飛行時間になるが、時差があるので、カナダに着くのは25日の13時25分の予定、日本を25日14時頃出て、カナダに着くのが25日の13時頃となる。時間感覚がおかしくなるようだ。

 しばらくして食事が出される。これは一応夕食になるのか。ビールとワインを頼み、女房と乾杯する。今回の旅行費用はすべて小生持ちで、おまけに「自由に使っていいよ 。」といって6百カナダドルを渡しているので、女房も楽しそうである。(今回の旅行費用はすべて<煙草つもり貯金>から出している。)
 小生のサラリーマン生活を長年支えてくれたお礼の気持ちである。

 そのうち、機内を暗くして皆が仮眠を始めたので、合わせて仮眠する。

 スチュワーデスさんが「オーロラが見えますよ」との声で目が覚めた。見ると夜明け前のようなうっすらと青白く明るい光が帯状をなしてただよっているのが見えた。 いずれはアラスカのオーロラ観光旅行も計画するか。

 前面ディスプレイで確認すると、日本時間で午後の8時、現地時間で朝の7時、既に半分以上飛行してきている。到着予定は12時20分とあるので少し早く着くようだ。
 目が覚めたので、ディスプレイでメニューを確認すると、映画は最近のものが多く、先日見た「ウルヴァリン X−MEN ZERO」や「ナイト ミュージアム2」が既にメニューに取り込まれていた。ゲームメニューでは囲碁があったので、しばらくこれで遊ぶも、あまり弱すぎて面白くない。

 現地到着2時間前にまた食事がでてきた。これは朝食になるが、日本時間でみると、15時と23時に食事をすることになる。

 あと、30分で到着というころ、女房がカナダの地図を見ながら「トロントか、<帰れトロントへ>という歌があったよね。」とおっしゃる。「 イタリアのカンツォーネだろ、トロントはないよね 。」 、「そっか、ソレントだったね。」と時差ぼけのとぼけた会話を交わしていると無事モントリオール空港へ着いた。予定よりも1時間も早く着いた。

 空港の入国審査に並んでいると、かっての職場のO女史が夫婦で同じツアーで来られていた。今回はH社のツアーへの参加で、H社とJ社はコースは似ているが宿泊場所が微妙に異なっていたため、同じ日に同じ宿泊場所になるローレンシャン高原で会うことを約して別れた。
     
 1時間早く着いたものの、迎えのバスが来ない。空港で待つこと3時間、結局1時間早く着いたのもまったく意味がなかったことになる。

 まずは、モントリオール市内のノートルダム聖堂へ行く。中のステンドグラスが素晴らしく、世界最大のパイプオルガンがあるが、ここでは今日は結婚式があっているとのことで、残念ながら中に入ることができなかった。

 次に、すぐ近くにある旧市街地の観光へ向かう。モントリオール市庁舎の手前に広がるジャック・カルチェ広場周辺を散策する。この辺りは特にフランス文化を色濃く残している街 である。フランスへはまだ行ったことはないが・・・。

 17時にバスへ乗り込み、これから今日の宿泊地になるケベックへ向かう。モントリオールはセントローレンス川の中州にある街で、この川を横切っていく。

 夕食が遅くなるので、車中でおにぎりが配られる。20時40分にやっとホテルに着いた。

 部屋に荷物を置いて、これから夕食である。サービス料込で、ビールが8弗、グラスワインが9弗とのことで、ビールを2本頼む。20弗札で支払い4弗のおつり、これでチップの小銭が確保できた。

 遅めの食事ではあったが、テーブルは日本の紅葉の話題で盛り上がった。
 ツアーメンバーの中には大分や宮崎から見えた方もおられたが、こちらは家から空港まで20分とは申し訳ない気分になる。

 時差の関係もあって、これで長い1日が終わった。

 ローレンシャル高原の紅葉に期待を寄せながら、カナダの第1夜の眠りに着く。

  ※ ケベックシティ・ホテル ; <HOTER PUR> 

  ※ 本日走行歩数;13,000歩