〜〜〜  香 港 旅 行  〜〜〜 

≪ 平成29年2月20日(月)〜22日(水) ≫ 

香港へは今回で3回目(前回;平成2 5年12月)の旅になる。

前回は、夫婦ツアー旅であったが、今回は息子と夫婦計3人でのツアー旅である。

久しぶりに本場の飲茶が楽しみである。

≪ 平成29年2月20日(月) ・ 1日目  ≫  

 
 息子が「本場の飲茶を食べたい!」とのことで、久しぶりに3人で香港に行くことにした。

 7時半にタクシーで福岡空港国際線ターミナルへ。
 ツアー受付を済ませ、所定の手続き等を終えて出発待合室へ。

 今回も、添乗員は付かず、現地係員での対応となる。ツアーは総勢で50名を超えるとか・・・。

 10時15分発、台北経由で15時15分に香港着。
 機内では台北までに食事が出て、台北から香港までは軽食が出た。相変わらずワインを飲む!
 キャセイ・パシフィック航空はまだアルコール類が無料で提供されていた。
 ついでに、機内ではマイケル・ブロードベント氏著の「ワインテースティング」を読みながらワインを味わった。

 空港では1号車と2号車に分けられ、我々3名は1号車(25名)となった。
 おかげで、移動の大型バスにゆっくりと座ることができた。

 現地の係員は、キャンディさんとクリスティさん。
 名前だけ聞くと、欧米系の若い女性をイメージしそうであるが、ともに典型的なアジア系のおばさんである。
 おばさんとは言うものの、笑顔が絶えず、日本語も達者で、なかなか魅力的なご婦人方である。

 16時5分空港発、バスで30分ほど走って、まずはツエン湾にある「ニナタワーホテル」にチェックインを済ませる。
 ツエン湾では高さが最高のホテルである。タワー1が318.8m(地上80階)、タワー2が163.7m(地上42階)であるが、我々メンバーは全員がタワー2の28階に宿泊となった。 少々物足りない高さである。

 荷物を整理して、ロビーに降りる。17時35分出発、尖沙咀に向かう。
 北京ダックで有名な「全衆徳」へ。この店は北京に本店を置くレストランである。北京ダックに使用するアヒルは、生後100日未満のものを使用しているが、全店で年間300万羽以上のアヒルを処理しているとか。
 北京ダックにチンタオビールがよく合う。

 同じテーブルには熊本県益城町から参加のご夫婦と、嘉穂郡桂川町から参加の3世代プラスお友達の4人グループと同席となった。益城町は熊本地震の被害地であるが、幸いにも被害は軽微であったらしい。奥さんに「今回の香港旅行の楽しみは?」と聞くと「お料理です!」との回答。これから海外旅行を楽しまれるようで、次はハワイが決まっているとのこと。 
 桂川町からの4人組は、おばあちゃん、お母さん、娘さんとおばあちゃんのお友達で、娘さんは「桃寧ちゃん」となかなかしゃれた名前のお嬢さんである。5年生であるが、しっかりとタブレットを抱えて使いこなされている様子。 おばあちゃんにとっては将来が楽しみであろう。ちなみに、小生はお母さんと桃寧ちゃんは歳の離れた姉妹かなとみていた。失礼しました。 
   
 一通りの料理を楽しんだ後、ヴィクトリアハーバーへ。「世界最大の光と音のショー」とギネスが認定する「シンフォニー・オブ・ライツ」を鑑賞した後、オープントップバスに乗り込み、夜景観光に向かう。

 光があふれ、看板が密集するネイザンロードを走る。スリル満点のドライブであった。

 モンコクにあるノイヤンガイ(女人街)で降りてフりータイムとなる。
 夜店を少しぶらついた後、公園のベンチでくつろぎながら、行きかう人々の喧騒を眺める。今度香港に来るときは、フリー旅がいいなとふと思う。

 再び集合して22時10分にバスに乗り込む。またオープントップバスであった。
 これからホテルに向かう。最前列に座ったが、バスが結構飛ばしていくのでまたまたスリル満点のドライブとなった。

 尖沙咀にある3つのホテルを回って、ニナタワーホテル着23時10分、明日に備えて早々に休む。 


   ※ ホテル : TSUEN WAN  ・ L’HOTEL NINA TOWER
 

≪ 平成29年2月21日(火) ・ 2日目  ≫  


 5時半に起きる。モーニングコールは6時半と聞いていたが、コールはなかった。
 7時10分にロビーに集合後、バスへ乗り込み出発。

 朝粥の店にて朝食後、スターフェリー乗り場へ。8時45分乗船、10分で香港島へ渡る。
 まずは文武廟に立ち寄る。香港最古の寺院で、文字通り、学問の神「分昌帝」と武の神「関帝」が祀られている。神前・仏前に立つといつも頭に浮かぶのが、願い事をしては駄目だということ。それでも、家族並びにツアーメンバーのこれからの旅の無事を祈願しておいた。

 9時半前に、ヒルサイドエスカレーターへ。香港に初めて来たときに、友人たちと並んでこれに乗ったのを思い出す。何とも懐かしい。

 10時過ぎにセントジョンズ教会へ立ち寄り、その後、香港名物の2階建てトラムに体験乗車し、スタンレーに向かう。
 11時18分にスタンレー着。フリータイムとなる。特に買いたい物もないので、海岸に出てくつろぐこととした。海風もなく、意外と暖かった。ここの山の斜面にも別荘なのか、建物が立ち並んでいた。

 12時過ぎにスタンレー発、同40分に飲茶の店「添好運」に着いた。この店は、ミシュランの一つ星レストランの中で、最も安い点心専門のチェーン店の一つである。点心はそれなりに美味しかった。

 食事後、寝具店、シルク店、宝石店を見て回り、フリータイムとなる。
 
 雑貨店を見て回り、少しぶらついて、スターバックスの店に入る。
 ツアーメンバーの益城から見えたご夫婦もおられた。話をしていると、いつの間にか集合時間まじかになった。
 集合場所のインターコンチネンタル・グランド・スタンフォードホテルに向かう。

 18時45分出発、夕食のレストランへ。
 ビルの5階にある広東料理の店「景逸軒」に入る。エレベーターから降りると、ホールはなく、そこはもう店の中で、目の前にテーブルが広がっていた。無駄がないとはいえ、日本では見かけない店構えであった。

 ここでもチンタオビールを飲む。ここの料理は全て口に合った。

 横に座られた唐津から見えたご夫婦のご主人は、クルーザーを所有され、クルーズから魚釣りまで楽しまれているとのこと。明かりをつけると魚が寄ってきて、網ですくえるほどとは、時々、海釣り公園に行ってたまにボウズで帰ることもある小生から見れば、何ともうらやましい話である。

 向かいの席の高齢に見えるご主人に、「失礼ですが、お歳は?」と聞くと79歳とのこと。これまでも世界各地を旅行されているが、ハワイへは6回行ったとか。何とも優雅なものであ るが、まだまだお元気のようだ。

 食事を終えて、ビクトリアピークへ。雨が降っているせいか、ピークまでの道は混雑もなく20時30分に着いた。
 外に出ると雨で、展望台から帰ってきた人々が「何も見えなかった!」と言っていたので、そのままビル内にとどまり、閉店セール中の店を覗いて時間をつぶす。

 21時出発、アバディーンにて下車、光り輝くジャンボ・キングダムの写真を撮って、またバスに乗り込み、これですべての観光を終えてホテルへ向かう。

 22時過ぎに無事ホテルに着いた。

 部屋には、今朝、モーニングコールがセットできていなかったお詫びと、皿に盛られた果物が置かれていた。


   ※ ホテル : TSUEN WAN  ・ L’HOTEL NINA TOWER
 

≪ 平成29年2月22日(水) ・ 3日目  ≫  

 6時半に起きる。今日はブランチの食事となっている。

 出発まで時間があるので、宿泊のタワーの41階に上がってみる。
 そこはレストランとなっていた。タワー1にわたる空中回廊があるとのことだが、係員がいぶかしげに見ているので、窓から少し下界を見下ろして、またエレベーターに戻る。

 宿泊の28階のボタンを押すも、反応がない。セキュリティ対策で、途中階にはカードがないと降りれないのか? カードは部屋に置いてきている。

 35階で止まって人が乗り込んできた。カードを貸せとも言えない。不審者扱いされそうだ。

 幸い、29階でまた止まったので、ここで降り、非常階段を探す。ドアを開けて、1階下に降り、ドアを開ける。開いてよかった。開かなければ1階まで降りていかないといけないと思っていたから。

 無事部屋に戻り、荷物を整理してロビー階に降りる。

 8時45分出発、9時15分ペニンシュラホテル着。

 歩いて、1881ヘリテージへ。96年まで香港水上警察として使用されていた建物である。まさに白亜の殿堂であるが、内部は、今ではブティックやレストランとなっている。



 ここから歩いてレストラン「糖朝」へ。ワンタンメンとなっていたが細麺で、噛みごたえがあり、アワビまで入っており、美味しくいただいた。デザートはマンゴープリンであった。

 しばらくのフリータイムなり、レストランの隣にあるスーパーを物色、尖沙咀の駅前にあるハーゲンダーツの店に入る。シングルコーンが45ドルといい値段で、改めて香港の物価の高さに驚かされた。

 11時40分に集合し、空港へ向かう。
 12時10分空港着。

 所定の手続きを済ませて出発ロビーへ。レストランで旅行の打ち上げをする。ビールが美味い!
 
 香港発15時5分、台北経由で福岡着21時15分、預けた荷物を受け取り、同行者の方々と挨拶をして別れる。

 タクシーに乗り込 む。

 雨が降っているが暖かい。確実に春が近づいてきているようだ。我が家のクリスマスローズも開花の時期を迎えている。そろそろサボテン、多肉、洋ラン、観葉植物等々の春の植え替えに向けての準備もしなければならない。

 都市高速を経由して、22時過ぎに無事帰宅した。

 今回の香港旅は息子が初めてだったので、全食事付きでセットしたが、次に行くときは往復とホテルのみセットのツアーで、 地下鉄からオープンバス、2階建てトラム、スターフェリー等々から飲茶の店までフリーで楽しんでみたいものである。