〜〜〜  香 港 旅 行  〜〜〜 

≪ 平成25年12月18日(水)〜21日(土) ≫ 

香港へは今回で2回目(前回;平成12年11月)の旅になる。

前回は、職場の仲間と4組の夫婦連れと娘で行ったが、今回は夫婦のブラリ旅である。

久しぶりに本場の飲茶が楽しみである。

≪ 平成25年12月18日(水) ・ 1日目  ≫  

 
 福岡空港国際線で、JTBのツアーデスクのチェックを受けて、搭乗待合室へ。
 今回は10名の香港ツアーであるが、予定された観光は2日目のみで、3日目は4コースから選ぶことになり、マカオコース、ディズニーランドコース、フカヒレコース、完全フリーコースとあるが、夕方までフリーで、「フカヒレ、アワビ、ツバメの巣」の 三大珍味の夕食後にオープンバスでの観光が付いたコースを申し込んでおいた。

 2回目となると、できるだけ自由に街を散策できる時間が多くあるツアーの方が楽しくなる。
 10時22分発、台北経由で香港へ。機内食が2回も出て、ほどほどに食べる。赤ワインはいつものとおりで、機内で飲む赤ワインがより旅情を高めてくれる。

 旅立つ前に、年賀状も出しておいたが、年末から年始にかけては超多忙になりそうである。
 というのは、ビデオの再編集を行うこととしたためで、これまでは、ハイビジョン画質のAVCHDの原版と、バックミュージックを入れたビデオ版を保有してきたが、ビデオ版は画質が落ちるので不満があったため、ネットで確認した結果、AVCHD版の編集ができる画像編集ソフトがあることが分かり、新たにこれを購入することとしたためである。
 旅行から帰って、大掃除を早目に済ませて、この編集に取り組むこととした。ハイビジョン画質に旅行タイトルや場所の説明、旅先のメモ等を挿入 し、好みのバックミュージックを流すと、更に充実した旅の感動の記録が出来上がる。
 まずはビデオ版では今一であった「涸沢の紅葉」から編集を始めるが、海外旅行のAVCHD版だけでも相当数があるので大変な作業になる。そのため、ひょうたんの飾りつけは年が開けてからの作業となった。

 今回は3泊4日のツアーで、まさにちょこっと香港に行ってくるといった旅である。

 15時20分(時差;-1時間修正)に香港着。15時55分に大型バスに乗り込みホテルへ。
 17時にホテルに着いた。部屋に荷物を置いて、すぐにビクトリア・ピークからの夜景観賞に出かける。

 同ホテル宿泊の日向さんも一緒に連れて行って欲しいとのことで、同行して行く。
 ホテルから歩いてMTRのロクフ駅へ。地図上では直線で1kmほどであったが、駅の方向を現地の人に確認しながら公園の周囲をぐるりと回っていくと30分近くかかってしまった。
 オクトパスを買う予定であったが、買い方がよくわからなかったので、そのまま区間チケットを購入し、ヨゥマティで乗り換えアドミラルティへ。ここから歩いてピークトラムの山麓駅に向かう。

 駅の周辺は一変しており、車道を横断できるような歩道スペースがない。周囲を見渡し、階段を登って道を渡り、香港公園の横を通っていく。ここから見えていた ピークトラム山麓駅がある特徴的なビルが見えない。高層ビルが 前よりも格段と増えている。

 やっと見慣れた四角の細長いビルを見つけ、ビルの近くにくると、周囲をぐるりと取り囲んで長蛇の列が出来ていた。搭乗まで1時間ほどは覚悟しなければならないようだ。
 ピークトラム往復とピークタワー入場料を含めた料金が成人は75HK$、長者(シニア)は36HK$をそれぞれ購入してピークトラムへ。トラムのドアが開くと、乗車するのに競争である。

 山頂に着いて、そのままスカイテラスに登っていく。風が強く、少し肌寒いが、高台から見る景色は絶景であった。前回は11月であったが、今回はクリスマス模様の12月であるので、なお一層の輝きを放っているようである。 20時からはシンフォニー・オブ・ライツが開催され、夜空に閃光が走る。

 また、帰りのトラムも多くなりそうなので、早目に搭乗口に向かうと、既に長蛇の列であった。結構な冷え込みで、ダウンまで着こむ。香港は先週まで雨が多かったが、今週は天気もよくなり、その分寒さの方がやってきたとのこと。しかしながら、香港にはホテルの空調も暖房の機能がないので、これ以上冷え込むと大変である。

 ピークトラムで下に降りて、バスでセントラルに向かい、ここからMTRでチムサッチョイへ。
 夕食の場所を探しているとピザ屋があったので、ここで赤ワインで乾杯しようということになったが、何と! アルコール類が置いていない。後で現地ガイドさんに聞くと、ライセンスがないからとのことであった。香港は2回目であるがこのことは知らなかった。このような店では酒を持ちこんでも多 目に見てくれるらしい。

 食事を済ませて、タクシーで帰ることにしたが、そのタクシーがつかまらない。空車に見えても、止まってくれない。既に10時を過ぎていたが、この点も後で現地ガイドさんに聞くと、この時間は特にタクシーがつかまりにくいとのこと。やむなく、近くのホテルに向かい、ホテルマンがタクシー乗客の整理をしている列に並ばせてもらう。順番が来て、行く先のホテル名を告げると、 タクシーの運転手さんに行き先を伝えて乗り込ませてくれた。ホテルマンの丁重な扱いに感謝!
 11時15分、無事ホテルに戻って、感動の一日が終わった。

   ※ ホテル : 香港九龍 ・ リーガル オリエンタル ホテル
 

≪ 平成25年12月19日(木) ・ 2日目  ≫  

 6時に起きる。テレビのCNBC放送を見ていると、ドル円が104円台になっていた。また日経平均もかなりな上げになりそうである。が、最近はトヨタの株が 低迷しているので、この株がこれからどう動くかがポイントになりそうである。

 8時にロビーに集合し、近くの朝粥の店に向かう。粥は胃にやさしいから安心して食べていいが、デザートの大きなマンゴープリンは控えめにして半分以上残す。

 食後、9時過ぎに出発、香港島の裏側のレパルス・ベイへ。9時35分着。
 ここも前と違って、公衆トイレ等が立派に整備されていた。

 天后廟を拝観して、10時5分に出発、昨晩登ったビクトリア・ピークへ向かう。
 10時35分、山頂着。昼間の景色もなかなか素晴らしいものである。

 11時5分出発、12時ちょうどにセントラルにあるキャット・ストリートへ。かって「泥棒市」と呼ばれて盗品が多かったらしいが、今は開運グッズ等の店が並んでいる。女房も来年用の12支の開運グッズを家族分購入していた。

 12時15分出発、ヘヤピンカーブのところで、タクシー同士が正面衝突していた。運転が荒いので、起こりうる事故である。遠くで救急車のサイレンの音がしていた。

 1849年に建てられたセント・ジョンズ教会(聖ヨハネ大聖堂)へ。12時20分、教会着。ここを拝観して30分に出発、12時50分にスターフェリー乗り場へ。 スターフェリーには明日のフリータイムにものんびりと乗る予定である。

 50分発で、13時5分にチムサッチョイ着。昼食の飲茶の店へ。窓際の見晴らしのいい席を準備してくれていた。ここでは香港ビールを飲む。色々な飲茶が美味しく、ビールに合う。

 14時20分出発、黄大仙へ。15時5分着。 この周辺のビルはあまり変化がないようである。前回来た時に、この辺のアパートにはエレベーターがないという説明を聞いた記憶があるが・・・。ここを拝観して、16時5分出発、シルク店、宝石店、免税店を回っていく。フリータイムとなったので、 免税店には寄らずに、ここからヴィクトリア・ハーバーへ出て、ベンチに座り、黄昏時の香港を楽しむ。魚を釣っている人がいたが、大きな40センチクラスのボラが釣れていた。ジョギングしているのは外国人(香港人以外)が多いようだ。

 黄昏の香港に溶け込んでいると、集合時間まで40分ほどになったので、集合場所のすぐ横にあるホテル日航まで戻り、ラウンジでコーヒーを飲む。
 
 18時に集合して、母娘連れの2名が抜けて8名での食事となった。北京ダックの夕食である 。北京ダックの肉がおどろくほど厚いが、これに赤ワインがよく合う。

 食事を終えて、同じような柄のダウンを着ている女性二人連れと、「3兄弟ですね!」と言いながら3人の記念写真を撮る。

 これからチムサッチョイからの豪華な夜景観賞である。20時になって、シンフォニー・オブ・ライツが見事であった。感動を残しながらバスに向かう。

 20時20分にバスに戻り、5名はオープンバスツアーへ。我々夫婦は明日のツアーにセット済みであるので、そのまま21時にホテルに戻った。
 

≪ 平成25年12月20日(金) ・ 3日目  ≫  

 6時半に起きる。バイキングの朝食を済ませて出かける。今日は夕方までフリータイムである。

 8時に九龍塞城公園を抜けて、MTRのロクフ駅へ。ここでオクトパス・カードを窓口の女性から購入する。成人用は150HK$、長者用は70HK$、デポジットが50HK$なので、 長者用には増値機で100HK$を追加チャージしておいた。結果的にこれは不要であった。 また、このカード使用の場合、通常の料金よりも数パーセントから2割程度まで割引がなされるとのこと。

 早速、このカードでMTRに乗り込み、ヨウマーティで乗り換えセントラルへ向かう。
 9時20分着。のんびり街歩きするには最高の天気である。

 セントラルでビル街を見上げながら歩いたり、ビル内に入ってウインドウショッピングをしたりと散策する。
 ウイークディなのにどこに行っても人が多い。

 10時30分に2階建てトラムに乗って、2階に上がり、高層ビル街の合間を縫って行くトラム旅を楽しむ。2階席から更に高層ビルを見上げたり、道路沿いの市場を見下ろしたりと楽し くのんびりしたトラム旅である。
 今度来た時は、夜、2階の一番前の席に座って光の洪水を楽しみたいものである。料金はどこまで行っても均一で2.3$(長者は更にこの半額)と格安である。   

 1時間近くトラム2階席旅を楽しみ、乗ったトラムの終着駅である北角で降りて、街歩きを楽しむ。この辺の市場も活気がある。

 12時過ぎにまたトラムに乗ってヴィクトリア・パークに向かう。が、公園はイベントがあっており、大混雑状態であったので、ここでのんびりするのは諦めて、スターフェリー乗り場があるワンチャイ・フェリー・ピアへタクシーで向かう。香港のタクシーは初乗りが20HK$と格安である。
 なお、香港ドルへの両替は日本国内よりも香港に来て両替した方が断然率がいい。日本の空港で両替した分は、1$約16円であったが、現地ガイドさんは14円強で 両替してくれた。

 しばらく対岸の景観を楽しんで、スターフェリー乗り場へ。ちょうど乗船中で、すぐに出発した。セントラルからチムサッチョイの路線は今回も乗ったが、この航路は初めての乗船である。

 13時30分、チムサッチョイ着。 ここからまたタクシーに乗り、娘婿の陽一君のおすすめの、文苑街にあるバインミーの専門店「添記 法式三文治」に向かう。タクシーの運転手さんに店の名刺を見せると、店の前まで案内してくれた。
 店のご主人に、名詞を見せて紹介されてきた旨を示す。ご主人も嬉しそうにうなずいておられた。

 バンミ(バインミー)とはベトナムサンドイッチのことで、ここ香港でも専門店が増えてきている。大と小があり、小を2個頼む。これを受け取り、近くの公園ででも食べようかと思って歩いていると、クーロン駅への案内があり、案内に従って立派な空中歩道を歩いていくと駅に着いてしまった。
 駅構内のソフアに座って、やっとここで食べる。サクサクしたフランスパンの歯触りがいい。テリーヌやハムにニンジンの甘酢漬け、キュウリのサクサク感がよく合う。なかなかの美味であった。

 これからスカイ100展望台に上る。案内に従って歩いていくと、入場口に着いたが、チケット売り場がない。係員の女の子に聞くと、チケット売り場は別にあるとのことで、案内された階に降りていく。何とも不親切な案内であった。チケットブースはガラガラで、ここで成人用と長者用とそれぞれ168$(ガイドブックでは150$となっていたが値上げしていた!)と118$で購入する。※ちなみに成人用はネットで予約しておくと130$と格安である。

 高速エレベーターで1分足らずで展望階まで上がっていく。全く揺れを感じないのはさすがである。

 展望台もガラガラで、備え付けの椅子にちょこちょこと座ってくつろぎながら館内を回っていく。
 館内がガラガラなのは、地元の人にとっては料金が高目のせいではないだろうかと思われる。

 しかし香港を一望にできるのは最高で、次回香港に来た時は、ここからの夜景を楽しみたいものである。

 展望台から降りて、またタクシーでチムサッチョイのペニンシュラホテルに向かう。集合場所を確認してから港に出ていく。ここには昨日も来たが、今日も大勢の人であふれている。とりあえずコーヒータイムとし、ビル内のレストランでコーヒーフロートを頼む。これから三大珍味の豪華夕食とオープンバスでの観光である。

 集合時間が近づいてきたので集合場所に戻る。カォルーンホテルのロビーでしばらく待っていると係員の方が案内を掲げて立たれた。声をかけて名前を告げる。今回の夕食はもう一 組の夫婦との4人のみとのこと。

 バスに乗り込み、中華レストランへ。東京からのご夫婦と4人で乾杯する。フカヒレスープ、アワビの煮込み、をメインに、色々な料理が出てくる。まずは香港ビール 、次に赤ワインを楽しむ。
 ツバメの巣はデザートで出てきた。甘みをおさえたシロップ様のものであった。

 食後、日航ホテルの近くまで戻り、ここでオープンバスを待つ。
 やがて、大型オープンバスがやってきた。これに乗り込む。席は左サイドの3〜5列目がお勧めとのことであったが、ビデオ撮影しやすいように、最後尾の席に座りこむ。

 夜景を観賞するために、ぶら下げ看板の多いネイザン通りや男人街、スカイ100ビルの周囲も回り、最終的には女人街で下車する。ここで自由散策となり、30分ほどブラブラする。
 店先にあるような食べ物のレプリカのミニチュア版が1個36$とのこと。4個で100$でどうと聞くと、OKとのこと。5個で交渉すればよかったか。

 バスに乗り込みホテルへ。明日はもう帰国である。
 

≪ 平成25年12月21日(土) ・ 4日目  ≫  

 朝、6時に起き、7時過ぎに朝食を済ませてそのまま出かける。

 九龍塞城公園を抜けて、まずはMTRのロクフ駅にてオクトパス・カードを返却する。
 機械で残額を確認すると、成人用が80.20$、長者用が115.80$となっていた。長者用は4.2$しか使用していない。MTR、トラム、スターフェリーと乗ったのにである。

 デポジットの50$分を加え、手数料の9$を引いて、278$が戻ってきた。

 駅前の市場をのぞく。生鮮品が続々と持ち込まれ、大きな肉の塊を細かくしながら店頭に並べている人もいる。一種独特のにおいがたちこめ、長居はできない。
 ビル内のスーパーに入る。相変わらず、女房が老人ホームへのおみやげ用のチョコ等を購入している。

 ブラブラ街歩きをしながら九龍塞城公園に戻り、公園の中を散策する。

 朝、駅に向かう時は、老人たちが大勢で太極拳を行っていたが、今はもういない。

 綺麗な香港風の公園の中で、1時間ほどゆったりとした時間を持って、ホテルに戻る。

 荷物を整理し、ロビーへ。

 早目に全員がそろったので、バスに乗り込み、他のホテルも回って空港へ向かう。

 現地ガイドさんに別れを告げて、チェックインを済ませ、搭乗待合室に入り、ここで女房のおごりで昼食とする。

 フリーの椅子席は空きがない。膨大な数のテーブル・椅子があるにも関わらずである。
 よって、またピザ屋に入り、空いたテーブルの椅子に座る。サラダ、パスタと赤ワインで乾杯する。

 これで香港ブラリ旅も終わった。
 香港でまだやりたいことが残っているので、2年以内にまた来ることとしよう。
 国内では、関西紅葉旅に毎年でかけているので、海外は香港に2年ごとにブラリと来るというのもいいいかと思っている。初めて行く感動はないが、香港は喧騒もあるが、なんとなく癒される国である。

 さて、来年春はクルーズ旅である。最も心配の種は、毎日の食事である。料理のフルコースはたまにであればいいが、これが毎日となると贅沢の極みであ り、カロリー過多が気になる。

 女房には既にパーティ用に着れるワンピースを2着プレゼントしているが、これが帰りには着れるのだろうか?

 香港発15時15分、台北経由で福岡着20時55分、預けた荷物を受け取り、同行者の方々に「またどこかの旅でお会いしましょう。」と挨拶をして別れる。

 ちょうど女房の妹君が今、空港にいるとのことで、自宅まで送ってもらうことになった。
 おかげで、予定よりも随分と早く、22時前に自宅に帰りついた。妹君に感謝!