〜〜〜  香 港 旅 行  〜〜〜 

《 平成12年11月19日 : 4日目 》 


 さすがに今日は少々疲れていて、6時半にモーニングコールで目が覚めた。昨日は午後からはほとんどずっと歩きづくめで香港の街を堪能している。疲れていても納得の疲れか。
 他のメンバーも少々お疲れの様子であったが、新センツアーも素晴らし
かったとのこと。Kさんがパレードをちゃんとビデオに撮っているから後で見せて上げるとしきりに言ってくれていた。

 いよいよツアーも最終日である。今日はお茶の専門店とDFS店の二つに案内され、その後香港ラーメンの昼食をとって空港に向かう。
 相も変わらずのホテルまわり。そういえば、今回の3つのホテルのうち、「GREAT・EAGLE・HOTEL」というのは、かって千昌夫が経営していたホテルとのことで現在は経営者も代わりホテルの名前も変わったとのこと。千昌夫は今はどうしているのか。多額の借金は片づいたのか。 ここで心配してやってもどうしょうもないが。

  9時10分にお茶やさんへ。説明する女性の日本語の流ちょうなこと。日本人よりも綺麗な発音をしているのかもしれない、と思うくらいにすばらしいしゃべりである。

 ここでOさんのお土産を買う。お茶受けに珍味2種と高級茶を購入、締めて8,000円少々。9時45分にDFS店へ移動。ここでは見る物がないので一人で外に出る。すぐ裏が日航ホテルで、日の丸の旗が掲揚されていた。すぐ横に広場があり、「市政局百周年記念公園」という名前の公園で、ちょうどお祭りがあっていた。
 
ガールスカウトみたいな団体のお祭りで、「女童軍組」と書かれ、看板に書かれているのを見ると、10〜18歳が対象年齢のようだ。

 テントが並び、その中に「無火煮食」、「環保産品」と書かれたテントがあったので、香港版の環境保護を唱える生協グループみたいなものかとよく見てみると、電磁調理機器の展示のようであった。そう言えば、すぐ裏に「中華電力」の展示コーナーがあった。
 香港旅行中、子供をあまり目にしなかったが、ここでまとめて見ることが出来た。中国では一人っ子政策のために、お腹の中の子供が女の子であったら産まれる前に始末され るため、男女の子供のバランスが壊れてきているとのニュースが最近流れていた。これから中国はどうなっていくのか。
 ここでフイルムがなくなった。36枚撮り10本全て撮り尽くしたことになる。しかしながらもう少しは撮りたい。近くの新聞売場みたいなところで若い青年にカメラのフイルムはどこに行ったら売っているかと聞いたら、やおらビニール袋を取り出し、これでいいかという。見てみると富士フイルムの現地製品のようで、いくらかと聞くと計算機で25を示す。OKしてこれを買った。買って調べてみたらち
ゃんと36枚撮りであった。

 ういえば、中国でも36枚撮りが主流で24枚撮りなどはほとんど見かけなかった。最近では日本でも焼き付け料は無料いわゆる0円の店が増えてきたが、中国ではもともと現像・焼き付けで1本でいくらといった値段構成になっている。このためには36枚撮りがいい。24枚撮りではもったいない。

  11時ちょうどに東尖沙咀のDFS店を出て昼食の店である「麗誠海鮮酒家」に行く。
 
香港ラーメンも抵抗もなく食べられた。ここで皆ビールを遠慮していたが、Jさんがビールを5本購入し、皆にお世話になりましたといっておごってくれた。このお陰で最後の乾杯ができた。無事旅行も終わりを迎えたことに感謝し皆で大声で乾杯する。他のテーブルの人たちが少々びっくりしていた。
  このJさん。昨日の新センツアーで60万円の屏風の買い物をしたと
か。驚くばかりである。以前はKさんがやはり中国に言って数拾万円の掛け軸の買い物をしたとかで驚かされたが、その上をいく話であった。人それぞれ理解できないような行動をするところが人生はおもしろい。

  いよいよ香港ともお別れでこれから空港に向かう。この林立するビル群も見納めとなる。ついでながら、香港人はできるだけ見晴らしがいい高いところにあるマンションやアパートに住むために一生懸命働き、蓄えた金でより高い場所に移り住むとか。その心が伺える。確かに高台から見る香港の街は素晴らしいであろう。そのためによく働くというのもうなずける。

  今回のツアーではバスで相当の距離を移動したが、途中混んでいるのは街の中の特定の場所と特定の時間だけで郊外は比較的車は少なかった。聞くところによると、車の税金は100%とのこと。従って、200万円の車は400万円となる。香港は国土が狭く、また交通機関が網羅され、タクシーも安く便利がいいこと、また、移動するにしても短時間で次の目的地に着くことが出来ることから、元々マイカーを持つ必要性がほとんどないのだろう。

 やがて空港に着いた。ここで福岡組と大阪組と別れ、さよならの挨拶もそこそこに、それぞれで出国審査に入る。無事に出国審査を終え、免税店で残りの香港弗を片づけ、飛行機に乗り込み一路福岡へ向かう。
 香港へ行くときは3時間半かかったが、帰りは3時間の飛行時間で、定刻どおりの18時15分に福岡空港に着陸した。入国審査を終えて 、ほっとしたところで全員で最後の写真を撮る。最後に別れの挨拶をし
て解散し、それぞれが家路に向かった。これで今回の香港ツアーがすべて終わった。

5、おわりに
 

 
今回のツアーは我々飲み仲間にとっては初めての試みであった。
 日頃から酒を飲むつきあいだけではこれからは寂しくなる。酒もほどほどがよくなればなるほど、そのことを実感する。
 そういった意味では今回のツアーは それぞれによき思い出ができ楽しかったのではないか。特に初めての海外旅行であったFさんの奥さんの感想を後で聞いてみたい。

、ついでに

 次はどこに行こうかと既に次回旅行のことを考えている。香港にはまたすぐにでも行きたい。今度行く時は12月がいい。飛行機とホテルのみのセットで後は全てフリーのツアーにしたい。ツアーというよりも、ちょっと香港まで行ってくるというような行き方がいい。洗面具と少々の着替えとカメラをぶら下げて・・・。