〜〜〜  フ ラ ン ス 旅  〜〜〜 

≪ 平成26年10月24日(金)〜30日(木) ≫ 

これからフランスへ旅立つ。
これまで夫婦の間ではあまりにメジャー過ぎて候補に挙がらなかったが、
女房が旅友から「フランスはどうでした?」と聞かれ、
「では、今年の秋旅はフランスにするか。」と、あっさり決定したものである。

旅立つに当たって、改めて「ハプスブルク家」に関するメモを読み直したが、
中央ヨーロッパの旅の同行者が懐かしく思い出された!
 


NO.1  ≪ 平成26年10月24日(金) 〜25日(土) ≫ 
 


≪ 平成26年10月24日(金) ≫ 

 7時20分発のJAL便にて成田へ。今日はこれからフランスへ旅立つ。
 9時5分着、成田空港内で時間をつぶして13時前に集合場所へ向かう。
 今回はいつも山旅でお世話になっているクラブツーリズムの利用である。添乗員は清水さんという若い女性で、同行者は29名とのこと。福岡からはKさん母娘と我々夫婦の4名のみであった。全員がそろい、軽く自己紹介をして、出国審査に向かう。

 14時35分発のJAL便に乗り込みいよいよフランスへ。
  2時間ほどして機内食が出される。早速恒例のワインで乾杯する。これが楽しみで海外旅行を楽しんでいるようなものである。今回も感動の旅になりそうな予感がしている。
 機内では本を読んだり、最新の映画を見たり、ゲームの囲碁をしながら過ごす。囲碁では「普通」と「強い」レベル共に一目も与えずに投了させてしまった。コンピューターさん御免!
 着陸2時間半前にまた食事が出た。これは吉野家の牛丼という機内食では珍しい趣向で、そういえば南米に向かう時のビジネスクラスの搭乗時にこれがオーダーメニューにあったのを思い出す。
 約12時間半のフライトで、現地時間の20時10分(
日本時間は25日3時10分、時差-7時間)、パリに着いた。 バスに乗り込んでホテルへ向かう。21時過ぎに無事ホテルに着いた。 
  

  ※ ホテル : BEST WESTERN ODG AIRPORT


≪ 平成26年10月25日(土) ≫ 

 時差の関係で4時半に目が覚める。しばらくパリの地図を広げ、フリータイムでの散策ルートを確認しながら過ごす。7時に朝食、8時半にホテル出発。今日はこれからシャルトルを目指す。

 途中トイレ休憩1回で、10時23分にシャルトル大聖堂前着。
 大聖堂の周りをぐるりと一周し、内部に入る。この大聖堂は11世紀に建設されたロマネスク様式の大聖堂である
が、1194年の4度目の大火災でほとんど消失し、1260年聖王ルイ14世の統治下で、ゴシック様式で再建されたもので、ゴシック様式の代表作となっている。
 この大聖堂のステンドグラスは「シャルトルブルー」と呼ばれ、時間とともに移り変わるブルーの色彩が素晴らしいという。

 大聖堂内を見終わって、外に出て近くで開かれているマルシェ(市場)に向かう。
 色々な商品が並べられ、日本と変わらないものもあれば、フランスならではのものもあり、ブラブラ見て回るだけでも楽しい


 11時50分に集合して歩いてレストランへ。キッシュ(パイやタルト生地に、卵や生クリーム、チーズ他の具材を乗せて焼いたもので、具材を色々と変えて応用がきくので、家庭の定番料理となっている。)の昼食であるが、早速赤ワインがこの料理によく合った。

 13時40分出発、左手の遠くに原子力発電所なのか、巨大な冷却塔が見え、大量の水蒸気を噴き出していた。日本では冷却用に海水を使用しているが、フランスの内陸部では河川水などを利用している。フランスの原子力発電の割合は76.4%とほぼ4分の3を占め、発電した余剰分は他国に電力輸出している。それだけ国民の理解が出来ているのであろう。日本もフランスには核燃料の再処理で大変な御世話になっている。バスの車窓から原子力発電所の安全運転を祈る。

 途中、ガソリンスタンドで1回トイレ休憩し、16時にロワール地方のアンボワーズ城があるロワール川の対岸で下車し、写真タイムとなる。
 ロワール川はフランス最長の川で、その流域は「フランスの庭」と呼ばれている。その流域には15〜16世紀に建てられたシャトーが多く残っている。このアンボワーズ城は、シャルル8世が城塞として建造し、ルイ12世からフランソワ1世によって完成した城である。フランソワ1世は「文芸復興の父」と呼ばれ、レオナルド・ダ・ヴィンチを招へいしてシャトーの近くに住まわせている。その見事なシャトーをカメラにおさめる。

 更にバスで移動し、16時40分にシュノンソー城へ。ここは数人の貴婦人たちが城主となったシャトーで、シェール川にその優美で女性的な姿を映し出している。

 シャトー内を見て回り、手入れが行きとどいた庭園を楽しむ。
 出口に向かいながら、左手の庭園に立ち寄ってみると、そこに瓢箪が栽培されており、首長瓢箪が多数ぶら下がっていた。そのまま立ち枯れて乾燥したまま放置されていた。

 18時20分にバスに乗り込み出発、これから洞窟レストランに向かうが、予約が19時半となっているので、時間調整でレストラン近くのスーパーに立ち寄る。皆、買い物で忙しいようだ。

 19時半に有名な洞窟レストラン「La CAVE Aux Fouees」へ。ワイン庫を利用したレストランで、照明はやや暗めであるが趣がある。ここでもワインがおいしい。この店は19時半からのオープンで、帰りには並んで待っている人がいた。開店時間が遅いが、地元でも人気の店であるようだ。

 食事を終えて21時にバスに乗り込み、21時50分にホテルに着いた。 
   
  ※ ホテル :  ALLIANCE HOTEL TOURS CENTER